フロストガラスの特徴

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オシャレなラウンジや会議室などでパーテーションとしても使用されています。
「フロストガラス」というと、やさしい触れ心地と絶妙なシェード感があるガラスです。
これまでの「すりガラス」とはどういった違いがあるのでしょうか。

*** すりガラスとフロストガラスの違い…
「すりガラス」と「フロストガラス」はほぼ同じです、通常のガラス面の片方に「曇り(加工)」がしてあるモノですから。

「普通のガラス面に研磨をかけて細かいキズをまんべんなくつけたもの」というのがすりガラスです。
「普通のガラス面にサンドブラストをかけて表面を凸凹にして”フッ酸”でコーティングしたもの」がフロストガラスです。

すりガラスと言うとなんとなく(今や)レトロな雰囲気を想像してしまいます。
(昭和生まれには懐かしい気もしますが…)

*** フロストガラスの良いトコロ…

・すりガラスよりも明るさを確保できる、ちょっとしたブラインド効果が欲しいときには便利です。

・ガラステーブルでの天板としてもすっきりとした印象を受けます。

・乱反射の抑止などにも便利です

・すりガラスに比べて「脂分による汚れやシミなどがつきにくく、跡残りも少ない」
 ※ 表面が凸凹に処理されていますのでふき取り掃除などには気をつけたいトコロではあります

・水濡れ時には「すりガラス」は反対側が結構透けて見えてしまうのです。
 ※ フロストガラスは水濡れ時にも乾燥時と遜色なく使用できます。

・フロスト加工によって塗料の密着性も良くなります。
 ※ 通常のガラスに塗装した際にも、一部が剥がれればそこをキッカケに広がります。
  フロスト加工してあると一部のみの剥離で済むことがあります。(必ずではありませんが…)

ただし強度は通常のガラスと変わりはないそうですので、過度な衝撃が加わらないよう使用環境には配慮が必要です。
これはガラス製品を日常使用する場合の注意点でもあります。