(写真は十字手裏剣です)
私は幼少期より時代劇が大好きだったのです・・・。
時代劇と言えば剣術も、もちろんですが何と言っても「NINJA」
アメリカでも「ニンジャ・ブーム」で大活躍です!(忍者というよりスーパーマンでしたが)
ところで「忍者」と言えば「手裏剣」が代名詞ですね。手裏剣には様々な種類があり、
飛び方、飛ばし方もそれぞれ異なります。今回は「クナイ」に限定して、その常軌を逸した
「術」(「技」は技術であり、不可能を可能にする技を「術」と呼びます)
飛ばし方について考えてみたいと思います。
「不可能を可能にする根性論」:クナイの弾道と命中。
矢というと弓道やダーツの矢など、尾の部分に羽根の生えた物が一般的です。
十手裏剣などは横からフリスビーのように弧を描いて飛ぶイメージです。
クナイ式もそういったイメージを持たれがちですが、その実、全く異なる理論で飛ばします。
「己が計測器・己が砲台:そして大砲/クナイ式手裏剣」
クナイ式手裏剣はいわば、ただの「鉄の棒の先端の尖った物」です。これを普通に投げると・・。
意味不明な軌道であさっての方向に飛んで、短い飛距離で落ちます。では何故、クナイ式などという物が
存在したのでしょうか?(むしろ実戦において手裏剣といえばクナイ式です)
簡単に言うと、修行に修行を重ね、クナイを「放物線上に飛ばし」無理矢理「的に命中させる」のです。
クナイ式以外の手裏剣は比較的、簡単に飛ばせますが殺傷力が低く、矢の場合、
長距離ともなれば弓術となります。
これに対しクナイ式は、近距離から遠距離まで自由度が高く、
手で投げる手裏剣の中で最も威力が高いのです。
(ただし根性で無理矢理「不可能を可能にする」ので普通にやったら、すぐ飽きるか諦めると思います。)