相対性理論を立証した研究チーム

ブラックホール
「アインシュタインの宿題を、ついに解いた!」
世界中の科学者を大騒ぎさせた、「重力波の観測成功」
米大学等の国際実験チーム「「LIGO」(ライゴ)」によって
成し得ました。
今回、ノーベル賞確実とされる快挙について、
その内容を改めて考えてみたいと思います。

はじめに。「重力波」とは?
:時間や空間のひずみ(歪み)が、さざ波の様に伝わって(広がって)いく現象。

「宇宙空間における、重力波の発生メカニズム」
例えば、床の上にマットを敷いたとして、
そのマット上に2つのボールがあるとします。
2つのボールは互いの周りを激しく回転し、それにより
ボール周辺のマットは、くぼんだり戻ったりして揺さぶられ、
この「揺れ」が波の様に周囲に(マット全体に)広がって(伝わって)ゆく。
という構造です。

「LIGO」がやった事とは?(重力波観測のメカニズム)
重力波は波の様に宇宙空間に広がっていますので当然、地球上にも
その波は伝わっています。要は、「それをいかに観測するか?」この一点に尽きます。
その方法は・・
「4㎞x2」のV字状のガラス管内の各先端に、巨大な鏡(計4枚)を設置し、
ガラス管内にレーザー光線を往復させ、その2つのレーザー光線を検出し
刷り合わせ、互いのレーザー光(光波)が打ち消し合い、光が消える様に調整した上で
「それでも光波が検出される。=光にひずみが生じている=重力波」
という構造です。

おまけの小ネタ。(個人的な希望的・観測)
例えば、私たちが腕を振り回したとしても、実はそれだけで
重力波は発生しているそうです。ただ、あまりにもその
「波動」が小さ過ぎて、「観測できない」のだそうです。
(という事は、大きくする事が出来れば観測できる訳で、
いつか「波動拳」「かめはめ派」が本当に撃てる日が
来るかも、知れません・・・・?)