フードバンクとは1960年代頃からアメリカで始まった活動です。
商品の品質には問題が無いけれども包装などの傷みなどによって商品価値を失った食品の商品を食料に困窮している人に配給する活動で、アメリカでボランティア活動として始まりました。
アメリカでは大学などでも在学生で経済的に困窮している人に保存の効く食料を配給する施設などが運営されています。フードバンクは賞味期限切れなどの品質に問題があるとされる食品は扱う対象から外されています。
ですのでフードバンクは品質としては問題ない食品を対象として配給する活動をしているのです。
日本のフードバンク
日本ではフードバンクのはじまりは2002年3月です。比較的にまだ新しい活動ですね。
アメリカ人の上智大学の留学生だったチャールズ・E・マクジルトン氏によってフードバンクの団体が設立されました。2004年にこの団体はセカンドハーベストジャパンという団体名にされます。
そして2007年には国税庁に認定NPO法人の認証を受けています。
これをきっかけにしてその他にもフードバンク活動をする団体が日本国内でも2007年頃から現在まで少しずつ設立されてきています。
近年までに日本全国に40弱フードバンクの団体が設立されてきています。
日本では高齢化・少子化や子どもの貧困などの問題もあってこれからこのフードバンクの団体の活動は貴重な社会の資源になってくるのではないでしょうか。
また、食品廃棄物の量が問題視されたりもしていて、その食品廃棄物の発生量を抑えてかつ福祉活動として活躍できるとされて環境CSRとして国内の食品業界の企業からの寄付も集まったりしてきています。
(「フードバンク」 wikipediaより引用)
日本でのフードドライブ活動
フードドライブとはセカンドハーベストジャパンが行っている活動です。
フードドライブとして主にお金の寄付・食べ物の寄付・時間の寄付・企業からの支援や協力がセカンドハーベストジャパンから呼びかけられています。
フードドライブは個人からの食品の寄付も受け付けています。
缶詰・フリーズドライ食品・インスタント食品・レトルト食品・ギフトパック・調味料・お米・パスタなどの賞味期限が記載されていて、賞味期限切れでない食品が寄付の対象となっています。
寄付に当たっては送料も寄付者が負担しなければなりませんが、慈善活動で協力したいという方々によって善意で自己負担で寄付が集まっています。また、他に近くの公共機関に送料無しでのフードドライブへの寄付もできるかもしれません。興味がある・協力してみたいという方はぜひ調べてみてください。
筆者としては防災備蓄にもフードバンクの団体が活躍していってほしいと考えます。
日本は地震などの災害の多い国です。社会的な問題の解消・解決に向かった団体の活動・準備が必要となっています。もちろん将来のある児童・学生のためにも活躍してほしいです。