感染すると怖い「ノロウィルス」

時節柄「ノロウィルス」が流行っています。
発症しても特効薬などが無くただ治るのを待つのみで、症状もひどい嘔吐・下痢などで一時的なショック状態まで起こす方もいます。

この「ノロウィルス」にはアルコール洗浄なども効果が無いのでしっかりと手洗いなどをしなければなりません。
ただし、塩素系の薬剤による消毒が唯一効果があるとされています。
特に次亜塩素酸ナトリウムを使った消毒液を使用する事が効果的だそうですが、これは扱い方を間違えると危険ですし、手荒れなどの炎症なども起きますので気をつけたいですね。

この消毒液を扱いやすい濃度で生成してくれる機器が活躍しています。
salafine
写真:弱酸性次亜水生成装置『サラファイン』:株式会社タクミナ(本社—大阪府大阪市中央区)

水道水にph値を調整する添加物と次亜塩素酸ナトリウムを混合しますが、ph値を多くして殺菌力を高めれば効率が悪くなります。
しかし、今度はそのph値を低くすると殺菌力が落ちてしまいます。
次亜塩素酸ナトリウム水の濃度調整は中性~弱アルカリ性ですので、ph値がアルカリ性に傾けば肝心な殺菌能力が落ちてしまいます。
この装置は「なるべく弱酸性の状態」で「殺菌力の高い状態」での生成ができます。

この機器は次亜塩素の濃度の調整をする事ができるので、独特の臭いを軽減し使用者の手荒れなども起こしにくい。
次亜塩素酸ナトリウム水よりも低濃度で生成しても、殺菌効果は同じレベルの状態で使用できる。

介護施設や病院、飲食店やスーパー、ホテルや旅館などの清掃時やメンテナンス時にもすでに使用されています。
水道水を使用するので、アルコールを使用する洗浄や消毒に比べてコストがかかりません。
簡単に生成できるので、手洗いから食品加工工場での洗浄作業などにも使用されています。