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VRゲームをプレイしたいけど

どうもこんにちわ。
突然ですが私はゲームが大好きです。
主要ゲーム機は大方持ってますし、ゲーミング用PCも購入してるクチです。
プレイするゲームは大分偏っていますけど、1つのゲームジャンルをスルメのように味わうプレイが大好きなのです。
そんな私が最近気になるのはVRゲーム機というジャンルです。
VRとはvirtual:日本語では「仮想」、「現実ではない別の空間」という意味のVと、reality:日本語では「現実」、「私たちが経験するもの」という意味のRの造語です。
最近ではプレイステーションVRが発売され世界中のゲーマーを熱狂させたのが記憶に新しいです。
またライトノベルなどのジャンルでもVR体験を題材にしたものが最近流行っていますよね。
では実際VRとは何なのか特徴をあげてみましょう。

特徴1 VRヘッドマウントディスプレイやVRグローブなどの機器
VRを体験するための特別な機器です。これがないとVR独特の没入体験ができません。

特徴2 360度3Dの世界への没入体験
似たようなものに3D映画などがあるが、3D映画はスクリーンを見ている時だけ。壁や天井を見ると現実に引き戻されるが、VRなら3Dヘッドマウントディスプレイを組み合わせれば360度3Dの世界だ。

特徴3 没入感のリアルさ。
機器の品質が高ければ高いほどそのリアリティや没入感は深まる。変な話VRに映し出す画像がひと昔前の出来でもVRをそれを現実と見間違わせることができる能力を秘めている。
とあるゲームのVR体験会ではリアルに作りすぎて怖すぎて自主規制をするなどかなりVRはリアルさがでるとのことでした。
参考http://www.moguravr.com/htcvive-muv-luv/

またVRはゲームやエンターティメントだけにとどまりません。
医療・教育・芸術にも活かされます。
医療では医学生の実習などに利用されるほか、社会不安や飛行恐怖症、会話恐怖症、高所恐怖症などを持つ患者はVR技術によって、快復したケースもあります。
教育では実際に行けない場所、例えば深海や宇宙などの情報を生徒たちにVR体験させることにより、自ら知りたいという教育効果が期待できる。
芸術では360度パノラマ動画などがyoutubeなどにアップされています。
うーん、書けば書くほどVR端末がほしくなってきました。
しかし私は3D酔いが激しいほうですし、なにより予算が無いという悩ましい問題があります。
今後、これらの問題が解決され、一般に普及することを期待したいですね。

新しい勤務形態 在宅勤務の導入

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味の素は2017年4月から新しく在宅勤務の勤務形態を導入することにしました。
最近、大手企業が在宅勤務の導入に動いています。
自動車大手の日産は全社員に在宅勤務可能対象に、トヨタは一定以上の資格を持つ1.3万人を在宅勤務可能対象にする方針を決めています。
在宅勤務は介護世代・子育ての世代の働く手助けになるとして見直され導入が進んでいるようです。
育児や介護を機会に離職してしまう優秀な人材を働き方を工夫することで防ぎ止めたいという狙いです。
さまざまな大手企業が2016年中に在宅勤務の導入の方針を発表して続々と報道されています。
筆者の親戚でも二児の母で来年度から在宅勤務を始めるということを聞きました。
二児の子育て生活をしながら自宅に仕事用のデスクトップを購入して在宅勤務を始めるのだそうです。

日本の政府は2013年に新IT戦略として2020年までに在宅勤務の導入を3倍に増やすと発表しました。
2020年までに全労働者数の内の10%以上を週に一日以上終日在宅で在宅勤務するよう(雇用型在宅テレワーカーともいいます)にする目標です。
厚生労働省は労働基準の中の一つの施策として仕事と生活の調和のための施策の中に情報通信機器を活用した在宅勤務ガイドラインをつくり定めています。
政府・省庁・企業のこうした動きによって働き方の変化が始まっています。
働き手が介護・子育てによって埋もれることのないようにする働き方制度の導入は理にかなったものだと考えられます。
変化の特徴としては在宅勤務は大企業がその導入に踏み込むという様子で中小企業にはまだ行きわたっていないようです。

働きかた「テレワーク」とは
テレワークとは情報通信技術ICTを駆使して場所や時間にとらわれない働き方をいいます。
在宅勤務は自宅利用型テレワークのことをいいます。
テレワークは他にモバイルワーク、施設利用型テレワーク(サテライトオフィス勤務)の主に計三つの働き方の種類に分けられます。

日常生活には欠かせないコットンの世界

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肌ざわりが抜群で乾燥した冬の季節に欠かせない素材と言えばコットンです。
重ね着するほど空気の層ができて暖かいのがたまりません。
今回はそんなコットンの世界を旅してみましょう。

コットンは綿とも木綿とも言われ、ワタの種子からとれる繊維の事です。
ワタはアオイ科ワタ属の多年草の総称です。
このワタ属には39の種が属するが、商業用コットンではリクチメンという種が世界の綿花生産の90パーセントを占めています。
コットンは世界でも類を見ないほど重要な非食料植物です。
セルロースが主成分のワタの部分は吸湿性があり肌ざわりがよいので現代では下着や包帯などをはじめ綿モスリン、紙など、布をベースとするほとんどあらゆる製品に利用されています。
またコットンの種子からは石鹸、マーガリン、食用油が作られます。
ほかにもコットンからとれるセルロースからはアイスクリームや花火用の火薬、アスファルト舗装材、チューインガムなどにも使われるのは驚きです。

木綿栽培は現在最古の証拠は8000年前のメキシコであると言われています。
西暦が始まるまえに木綿の布は世界中に広まっていきました。
また木綿の栽培はイギリスの産業革命やアメリカの南北戦争とも深い結びつきがあります。
それほどまで人類史において重要な植物であると言えます。

日本では799年にに愛知県西尾市に漂着した崑崙人(現在のインド?)によってもたらされたのが始まりと言われています。
この後も明や朝鮮からの輸入の品に頼ることになりかなり高級品でした。
一般に出回るのは戦国時代後期からと言われています。
江戸時代になると急速に栽培が拡大しました。綿を染色する藍や肥料となる干鰯などの関連分野も盛んになります。
明治以降政策により生産数が増え一時は世界一となります。
戦時中は衰退するが戦後復活します。しかし安価なアジア産の綿花に押され生産数が減少しています。

文字化け

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ある日、パソコンで開いたページや送られてきたメールが訳の分からない文字になっていたことはありませんか?それらは大抵文字化けによるものです。今回はその文字化けについて説明しましょう。

文字化けとは、コンピュータで文字を表示する際に、正しく表示されない現象のことです。原因は主にハードウェアやソフトウェアのトラブル、エンコーティングの違いなどです。エンコードとは文字コードのことで、文字コードとはコンピュータ上で文字を利用する目的で各文字に割り当てられるバイト表現です。

インターネットの普及後はソフトウェアが原因で文字化けすることが多くなっています。ソフトウェアの代表的な文字化けは機種依存文字を使用することによるトラブルと指定ミスです。コンピュータが文字データを間違ったエンコーディングで表示しようとしたために、正しく表示できなくなる場合があります。もう一つはWindows環境とMacintosh環境で文字データを交換する場合です。どちらも独自に機種依存文字が組み込まれています。それらの機種依存文字を利用した場合に文字化けが発生することもあります。

Mojibakeってなに?
文字化けの英単語を知っていますか?答えは上記の「Mojibake」です。そのまんまです。英語など各言語では、「文字化け」を「Mojibake」と日本語のローマ字表記で使用することが定着しているのです。なぜなら、米国のアルダスで日本語版などのソフトウェアの開発を行っていた久保芳之氏がページメーカーのソフトウェアを開発する過程で文字化けが発生することを説明するために「Mojibake」という言葉を使用していました。外国に該当する用語が存在しなかったのです。その後、関連業界で普及し、そのまま定着したことになりました。

以外なところの意外な形で日本語がそのまま世界に定着したのです。

コーヒーにココナッツオイルを混ぜて飲む

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「ヴァージンココナッツオイル」を使う
ヴァージンココナッツオイルはココナッツを生のまま絞って取り出されたものです。
安価なココナッツオイルは製造過程で加熱したり漂白・脱臭されていたりしており異なるものです。
ですので「ヴァージンココナッツオイル」を使うことが大切です。

コーヒーに含まれるクロロゲン酸
クロロゲン酸は糖の生成を抑える作用があり、糖尿病に効果があるといわれています。

ヴァージンココナッツオイルに多く含まれる中鎖脂肪酸
ヴァージンココナッツオイルに多く含まれる中鎖脂肪酸は中性脂肪など体内の脂肪代謝を促進する効果があるそうです。

コーヒーにヴァージンココナッツオイルを少量混ぜて飲む
上記の二つの効果を合わせると、糖の生成を抑えながら、体内の脂肪代謝を促進することで二型糖尿病対策に効果があるといわれています。
実際に筆者の親戚で二型糖尿病の人が毎朝コーヒーを淹れてヴァージンココナッツオイルを少量混ぜて魔法瓶に入れて会社勤務に携帯してでかけているということを聞きました。間で血糖値を把握しながらそのコーヒーを採りつつ血糖値が上がり過ぎないように上手なタイミングで食事をとるように工夫しているのだそうです。
二型糖尿病は早めに体質や病状に合った薬を服用することも大切ですが摂取する飲食物も大切だそうです。
尿検査で糖の問題が出たらすぐ専門医にかかるのも大切なことだそうです。
尿中の糖の問題発見から対応が遅れてしまうと命の危険があるそうです。
実際に開業医をしている医師の先生の家族でも糖尿病の処置が遅れて命取りになったケースも聞きます。

ココナッツで便秘も改善
また高齢者で高齢になってからの便秘がちの人にココナッツミルクやココナッツオイルが便秘改善の効果があったということも聞きいています。
ただ、ココナッツミルクやココナッツオイルは高カロリーや高コレステロールの問題があって、適量採る必要があります。
採りすぎに注意が必要ということも聞きます。
ココナッツには便通改善の効果もありそうです。

お蚕様と歩む

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皆さんは絹を触ったことありますか。
すべすべしっとりで何とも言えない肌触りがたまりません。
絹の原料である生糸はとある昆虫の幼虫が蛹になるために紡いだ糸をゆでて、
とても細い絹糸を引き出して作られます。
今回はそんな昆虫、カイコと我々人とのかかわり方を見ていこうと思います。

カイコの正式名称はカイコガで、カイコというのは幼虫の名称なんだそうです。
まぁでも一般的にはカイコと言えばこの種全体をさします。
桑の葉を食餌とします。
ただし完全に家畜化されているため、野外では生息しないし、野外に放置するとまず間違いなく死にます。
カイコは野生回帰能力を完全に失っているとされる唯一の動物であり、人の手がなければまず生存ができません。
これは餌がなくなっても逃げ出そうとしないことや、自然界で目立つ白色の個体色であるなどもあげられます。

養蚕の起源はかなり古く、5000年前にはすでに始まっていたとさえ言われています。
ただしカイコの祖先となる昆虫は不明です。
近縁種でクワコという東アジアに生息するガが有力であるが、カイコと異なり、活発に行動したり、群生することがないなど相違点が大きいので疑問視されています。

まぁ何にせよカイコとヒトは長い歴史を一緒に歩んできました。
シルクロードにはじまり、日本では富国強兵策、富岡製糸場、ああ野麦峠などが社会科の教科書にでてきます。
これらはいずれもカイコと切っては切り離せない単語です。
それほどまでにカイコとヒトは近しい関係なのです。
また我々はただ単にカイコとよんでいるが地方によってその呼び名は様々です。
あとと、いちとい、うすま、ひめこ、などなど地方ごとに独自の呼び名があります。
カイコの利用方法も繊維である絹の採集がメインとなります。
我が国日本では古事記にも記述があるほど養蚕は古くからあります。
絹として利用する以外にも繭に着色して工芸品にしたり、絹の成分を化粧品などの添加物にすることもあります。
また絹をとった後の死んだ幼虫も鶏や豚、鯉などの飼料として利用しています。
釣りによく使われるさな粉とよばれる粉末はカイコのことです。
また貴重な蛋白源として人の食用にもされてきました。
今現在も長野県ではスーパーで佃煮として売られてます。
また朝鮮半島や中国でも炒め物や煮つけなどで食べる風習があります。
またほかにもベトナムやタイでも食されています。

現在カイコは宇宙食としても注目が集まっています。
飼育しやすく、蛹の段階で内臓にふんが詰まっていないことから宇宙ステーションで食料としての研究が行われているようです。

またモデル実験動物としてもカイコを利用しようとしてる研究者も多いのです。
安価で大量に飼育でき、系統も多い、そして大きいのでモデル実験生物にはうってつけです。

こんな感じで絹以外にもカイコはお蚕様として日々我々の生活を支えてくれています。

自然界の輝きに学ぶ構造色

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南米に住む蝶や熱帯に住む魚にはカラフルな種類のものが多種存在します。
例えばルリスズメダイという熱帯魚。
その名の通り色鮮やかな瑠璃色(コバルト・ブルー)をした熱帯魚です。
しかしこの瑠璃色は普通の瑠璃色とは違います。
例えばバラなどが赤く色鮮やかに見えるのは花に含まれるアントシアニンという色素が赤以外の光を吸収して、赤い光をだすため赤色に見えるのですが、それに対してルリスズメダイは色素による光の吸収ではなく、表皮などの構造によって発色しているのです。
これを構造色と言います。魚意外にも昆虫やイカなどの軟体動物、鳥類なんかにも見られます。
身近なところだとコンパクトディスク(CD)やシャボン玉の色彩なども構造色です。
CDやシャボン玉自体に色はついていないけど、その微細な構造により光が鑑賞するのであんなきれいな色に見えるのです。

仕組みをもう少し掘り下げてみましょう。今回例に出すのはルリスズメダイです。
この魚の体表面には虹色素胞という色素細胞が青い光を反射することによります。
色素胞は魚類では、虹、白、黒、赤、黄の5種類が確認されています。そのうち虹と白には色素が存在せず、代わりに虹には光を反射する無色透明の小板ががあります。
ルリスズメダイの虹色素胞では細胞の核を中心にこの反射小板が幾重にも放射状に並んでいます。
この多重の反射小板が放射状なのでどこから見ても同じ色に見えるのです。
さらにルリスズメダイはこの反射小板の間隔を自由に変えることができるので青から紫に変化させ、深い色合いを出しているのです。

ものづくりの応用としてはまず挙げられるのは、これらの美しい色彩を取り入れることです。
構造色の特徴である見る角度によって様々な色彩が見ることができること、紫外線などのによる脱色がないことなどがポイントです。
このことから繊維産業や自動車などの塗装の分野ではかなり注目されています。

救世主?悪魔?麻のあれやこれ

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最近なにかと話題に事欠かない植物があります。
元女優の高樹沙耶さんが逮捕されワイドショーを騒がせば、
伊勢神宮が大麻の栽培許可を求めたり、はたまた環境のために大麻を耕作しようとする考えもあれば、医療用とかで大麻を使おうとする国もあったりと、よくわからなくなっているのが本音です。
今回はそんな麻の商業価値なんかを書いていこうかと思います。

麻は中央アジアが原産とされている一年生の草本です。
アサ、大麻、マリファナと呼び方はいろいろですが、評判は今現在あまりよくないです。
まずは麻のいいところを書き出してみます。
まず麻は生育が早いです。しかも肥料や除草剤、殺虫剤を施さなくてもどんどん育つそうです。
気温が温暖であれば3か月で目一杯成長し、綿よりも強い繊維が取れます。
製造業的には通気性の良い衣服や住宅の断熱材、自動車の車体パネルなんかに用いられます。
また麻の果実は生薬で麻子仁と呼ばれ栄養学的にたんぱく質豊富で脂肪酸などの含有バランスも良く、七味唐辛子なんかに入っているほか、鳥の餌などにもなっています。
この果実からとった油は食用以外にもアロマテラピー用の線香になることもあります。

では次に否定的な意見というか悪い面を見ていきたいと思います。
麻には量はまちまちだが、デルター9-テトラヒドロカンナビノール(THC)という化学物質が含まれています。
古くはかの高名な歴史家ヘロトドスが著書の歴史で記しているくらい古いです。
これが我々が麻薬とかマリファナとかいう元凶です。
あとは多くを語らなくてももう周知の事実であろうかと考えます。

麻を支持する人たちは麻で環境にやさしい紙ができるといいます。
普通の紙だと木質パルプにする際に大量の化学物質が必要です。しかも樹木の伐採が大きな環境問題になります。さらに高濃度の除草剤と殺虫剤を必要とする面と比べても環境への配慮の面で優れていると支持者は言います。
繊維用の麻から作られる紙からはTHCはほどんど検出されないのも彼らの声を高める1つです。
ちなみにアメリカ独立宣言の記草も麻の紙でされている。この紙はベンジャミン・フランクリンの工場で生産されたと言われています。
さらにジョージ・ワシントンやトマス・ジェファーソンも麻のプランテーションを経営していました。

麻の持つマイナスの面は確かに大きいです。
しかし成長速度が速いなどの良い点も確かにあります。
現在の科学ならそれらの問題を解決していけると私は思います。
実際無毒麻は日本で種苗登録されています。

キツツキから学ぶ衝撃防護法

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人間には限界があります。
水の中で息を止めるのも限界があるし、
速く走るのにも限界があります。
しかしそんな限界を自然界に住む動物達はありとあらゆる進化の過程で克服してきた例があります。
今回紹介するのは童話などででてくる森の動物です。

森の中は危険がいっぱいです。
それがたとえ太い樹木の中でも同様です。
今回の主役はそんな樹木に穴をあけ虫の幼虫を食べる鳥、キツツキです。
キツツキは堅い木の幹に穴をあけるときに一秒間に20回というものすごい速さでくちばしで幹を打ち付けます。
こらはトラミングという行動です。
速度にして大体25km、衝撃の強さは1200Gに達すると考えられています。
普通に考えたら脳震盪を起こしそうですがキツツキはけろっとおいしいごはんを食べています。
ちなみに人間は大体80から100Gで脳震盪を起こすと言われています。

キツツキが脳震盪を起こさない理由は様々な理由が考えられています。
①衝撃が嘴の先の小面積から徐々に広がっていくので、徐々に威力が弱まる。
②嘴が弾力性に優れており衝撃の一部を吸収する。
③衝撃の一部が下顎から脳を迂回して後頭部に逃げる。
④舌骨が脳を取り囲んで守っている。
⑤頭骨が分厚い。
⑥頭骨の海綿状組織が衝撃を吸収。
⑦脳髄液が少ない。
あげたらきりが無いですが他にも脳の構造や嘴の構造、打ち付け方などいろいろな要素が考えられていますが、おそらくこれらが複合的に絡み合って衝撃を吸収しているのでしょう。

ではこれらの要素から我々人間が学ぶべきことは何か。
機能分類的には耐衝撃の分野でこれらのノウハウが活かされるでしょう。
実際キツツキの頭の構造を真似て、衝撃吸収を主眼に置いたヘルメットや登山用のアイスピックが販売されています。

ミツバチが私たちにもたらしたもの その2

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その1の前編ではミツバチ自身が生産製造する物質に着目してきました。
その2ではミツバチの働きなどから私たちの生活に生かされているものをピックアップしていきます。

まずミツバチは優秀な送粉者です。
花から花へと飛び回り、蜜と花粉を集めて蓄えます。
葯を擦って花粉を集めた後に、後肢にある花粉籠と呼ばれる部位に蓄えます。
ミツバチが別の花に移動したときに、花粉の一部は柱頭にくっつき受粉します。
種類別に言うと果物ではイチゴやメロン、桃に梨、キウイフルーツなどが、野菜ではナスやキュウリカボチャなんかがミツバチの恩恵を受けています。
農家の人たちにとってミツバチは欠かすことのできないパートナーであり、
私たちの食卓の彩にも重要な働きをします。

次にミツバチから学ぶべきことは巣にあります。
巣は正六角柱の部屋の集まりなのです。
この正六角注が規則正しく並んだ構造をハニカム構造と呼びます。
ハニカムとは英語でハチの巣という意味です。
ハニカム構造はとても強度が高いことで有名です。
また強度が高いだけでなく、同じ量の材料で最大面積の部屋を作ることができる最効率の建築技法でもあります。
軽量かつ高強度を発揮するハニカム構造はさまざまな製品や構造物に利用されています。
例えば新幹線の床や航空機の翼などが有名でしょう。
ほかにも靴の中敷きのように身近なものから、人工衛星のパネルのようにスケールが大きいものまでさまざまな分野でいろいろな場所でミツバチから学んだことは活かされているのです。

いかがでしたか。二回に分けてお送りしたミツバチが私たちにもたらしてくれたもの。
ただ単にハチミツやメロンにイチゴが食べるのと、こういった働き者のおかげだと知って食べるのではきっとおいしさも違うでしょう。
また健康食品にもそうだし、移動手段や日々の生活を支えることにもミツバチは光をもたらしてくれました。