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一年中飲みたい!?ラムネ物語

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夏が過ぎ去り、お祭りで賑わった秋ももう終わりです。
私はお祭りで必ず買うものと言えばたこ焼きとラムネなんです。
あのビー玉を抜くのがまた面白いのです。
今回はそんなラムネの歴史なんかを調べてみました。

ラムネが日本に持ち込まれたのは幕末のころです。
長崎に持ち込まれたのが起源とされ、神戸や横浜でも製造がはじまったとされています。
一説によると黒船来航の際にペリー提督が艦上で幕府の要人をもてなす際にふるまったのが最初という説もあります。
いずれにせよ幕末に日本に伝わったのは間違いが無いようです。
国産のラムネ第一号は1865年に長崎で作られたレモン水という飲み物というのが通説です。
この時にレモン水という名称でしたがこの名前は普及せず、レモネードがなまったラムネがが一般化したとされています。

ラムネは時代と共に定義が変わった清涼飲料でもあります。
現在の日本ではビー玉瓶入りの炭酸飲料全般をラムネと定義しますが、明治時代のラムネはレモン風味の炭酸水でした。
ちなみにラムネと一緒にその時代の喉を潤したのはサイダーがあります。
このサイダーはリンゴ風味のフレーバーでラムネより高価でした。
サイダーは高級品、ラムネは庶民派と住みわけがあったのが面白いですね。

ところでどうしてラムネはビー玉が栓に使われているかご存知ですか。
これは昔はワインなんかと同様にコルクが使われていました。
しかコルクは高価であったことや、時間がたつと炭酸が抜けてしまうという問題もありました。
しかしビー玉はラムネを瓶に入れた時に、気化した炭酸ガスの圧力で内側からビー玉が
飲み口に押し付けられて栓をするという構造になってるので炭酸が抜けにくいのです。
また瓶本体も洗って再利用ができるとエコな部分もありました。
ビー玉にもきちんと意味があるのですね。

あらゆる電子部品を調達できる街、秋葉原

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秋葉原の興り
1870年に明治天皇の勅命により現在の秋葉原の地に火除地として秋葉大権現が鎮火社として祀られました。
秋葉大権現の由来の地は静岡県浜松市天竜区春野町の秋葉山本宮秋葉神社です。
そしてあきはばらとして呼ばれるようになります。

好きなパーツを求めることができる秋葉原
秋葉原には一般向けの量販店では取り扱いされない電子部品を扱う販売店があります。
ICや半導体、コンデンサーやCPUなど好きなパーツ、廃番などで製造されていない無いパーツはそれに替わる代替品を提供してもらえます。
「電子部品の調達という点で、これが世界一の電気街と称される所以です。
日本全国・世界各地から観光客が秋葉原を訪れています。
部品が一つずつ購入できるので学生や研究者・メーカーの技術者が部品を調達に来ます。
古いオーディオのユーザーやラジオ機器ユーザーなどには好きなパーツ、もしくはその代替品が手に入ることは嬉しいです。古い機器でも使えるようになります。
最近ではあえて楽曲を聴くのにレコード盤で求める人が地味に増えています。
PCに搭載するCPUを求めるユーザーは特にCPUは製造時期や製造国によって使ってみると品質が変わるものです。
試してみないとわからない部分でもあります。
オリジナルのパーツで作れるのと古くて使えないような機器がパーツの代替交換などによって息を吹き返すことができるのは面白いです。
電子部品だけに限らず工具・測定器・線材・ネジ・ケース類・結束用部材など電気工作や工事に必要なものも調達できます。電気・電子関係の機器制作に必要な工具や資材も秋葉原内の店舗で調達・入手できます。」(秋葉原 「」wikipediaより一部引用)
電子部品調達としての秋葉原の姿については、私の場合は10年ほど生活や仕事でPCを活用してきてはじめて価値が認識できるようになってきました。
今ではパーツをネットで調達してオリジナルのPCとして立ち上げて使うユーザーも見受けられるようになりました。
PCのハードユーザーも秋葉原の電子部品を扱う販売店は貴重なものであり続ける存在かもしれません。
製造廃番になる製造品も代替使用できる部品が生き残り続けることで機器が生き続けることができます。

天然ガス自動車(トラック)

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名古屋の街を車で運転しているとたまに天然ガス仕様車と表示されているトラックを見かけます。
NGVというマークも見受けられます。
このNGVとは(Natural Gas Vehicle)の略で天然ガス自動車のシンボルマークです。
天然ガス自動車は天然ガスを燃料とするエンジンの自動車なのだそうです。
意外と知られていませんが天然ガス仕様車がある車種はけっこういろいろな車メーカーにあります。
また、排ガス中の有害物質がきわめて少ない利点があるそうです。大気環境改善に貢献も見込まれています。
日本国内ではガソリンスタンドに比べるととても少ないですが天然ガス仕様車燃料補給のための天然ガススタンドも全国的にできています。

地震・津波などの災害時に災害地域のガソリンスタンドにガソリン自動車の行列が並んだのだそうです。
災害などの非常時の補給はどうあったら良いのでしょうか。
自動車燃料の新しい選択肢として天然ガスがあります。
運輸・輸送事業の石油依存からの現実的な脱却方法として天然ガス仕様車の採用があげられています。
中部電力が今年からガス供給事業にも手を出し始めました。
原子力発電所の全国的な稼働停止によって電力供給が火力による発電に現在頼っているためでもあるかもしれません。
これからも電力の供給源シフトがどうなっていくのか注目です。
天然ガス自動車と天然ガススタンドはこれから一定の普及がみられるのでしょうか。

天然ガス仕様車について
CNG(圧縮天然ガス)車
天然ガス仕様車はこの圧縮天然ガス自動車が主流です。CNG自動車ともいいます。
天然ガスを気体のままで高圧(20MPa)でガス容器に貯蔵する車両です。

LNGとは液化天然ガスの略称です。
液化天然ガス自動車は天然ガスを-162℃の液体状態で超低温容器に貯蔵する車両です。

ANG(吸着天然ガス)自動車
天然ガスをガス容器内の吸着材に吸着させて圧力数MPaで貯蔵する車両です。
未だに試験研究の段階です。

判子

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判、判子、印鑑、印章、スタンプと様々な呼び方のある印についてのお話です。

日本では印鑑が生活必需品であり、実用品として使われる他に、スタンプラリーなどにゴム印が娯楽にも使われています。海外の出国と入国の際にもパスポートにスタンプが使われているように、印は世界中で用いられていますが、実はその世界の中でも日本は印を重要視する傾向がある国です。外国によってはサインで良いとされる国もあります。

印は古くから日本で使われていますが、いつから使われているのか?誰が最初に作ったのか?などは定かではありません。それを裏付ける確かな資料がないためです。現存する日本最古の印は国宝に指定されている金印です。漢委奴国王と印されています。古代の中国の後漢の光武帝が中元2年(西暦57年)に日本の倭奴国に金印を授けた、と伝えれています。あくまでも日本で見つかった最古の印なのでこの頃に日本で印が普及していたというわけではないようです。

印の制度が公務で整備されたのは奈良時代です。701年の律令制からだといわれています。この時に公印が使われるようになりましたが私印の製造、使用は禁止されていました。

平安時代には貴族にも私印が認められるようになります。ですが、一般庶民の場合は書類に署名していました。今で言うサインです。字が書けない人は人差し指で点をうつ画指や手形を押していました。

その後、平安時代中期から末期のかけて、官印がほとんど使われない時代があります。代わりに花押が用いられるようになったのです。花押とは書判 (かきはん) ともいわれる簡略な形に変化させた自署です。花押は公家、領主、武将などが作成、使用しました。一般庶民は拇印、爪印などを書類に印として用いるようになります。

戦国時代に入ると戦国武将達は私印と花押を併用するようになります。武将達の私印は各々の趣向を凝らしたデザインでした。武将によっては字体の他に龍や虎、獅子などを印に用いていました。これは権力と威厳を表現するためです。有名どころは織田信長の天下布武の印などでしょう。

江戸時代には行政の書類のほか私文書にも印を押す慣習が広まります。また、印鑑帳が作られるようにもなり、これが後の印鑑登録制度の起源となります。この頃から日本で一般庶民まで印章を持つことが広まり、印の存在が重要視されるようになります。

そして明治6年(1873年)10月1日、太政官布告で公式の書類には署名のほかに実印を捺印する制度が正式に定められます。この判子が広く認めれた記念日として10月1日は印章の日となりました。

発光ダイオード

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LED(light emitting diode)をご存知でしょうか。日本では発光ダイオードとも呼ばれ、電圧によって発光する半導体素子です。発光する性質を利用して、様々な用途があります。

LED(発光ダイオード)は赤色、黄緑色は古くから開発され、様々な分野で活用されていました。発光ダイオードは低電力で駆動することができる光源のため、ディスプレイへの応用が期待されてきました。RGBによるフルカラー表示のためには光の三原色(赤・緑・青)の発光素子が揃う必要があり、このうち1980年代中頃までに実用化されていたのは純赤色のみでした。青色のLEDに関しては実現が難しかったのです。そんな中で名古屋大学の赤崎勇氏が素材の研究を行い、同大の天野浩氏が基礎技術の発展に貢献し、カリフォルニア大学の中村修二氏が安定した製法を確立する形で青色LEDは遂に実現しました。これによりLEDのみで光の三原色を表現することが可能になり、その用途も大きく広がりました。赤崎、天野、中村の三名は青色発光ダイオードに関する業績が評価され、2014年のノーベル物理学賞を受賞しました。

現在では白色発光ダイオードの研究も進んでいます。白色発光ダイオードは低電圧で扱いやすく、光源としても高効率(低消費電力)であり、しかも寿命も既存の光源以上に長いことから、LED照明として白色発光ダイオードが利用されるなど、新しい光源として普及が進んでいます。

この4色のLEDは応用力が素晴らしく、これによって様々な機械や家電の光源に革命をもたらします。電光掲示板・大型映像装置や光通信等です。

今では低消費電力、長寿命、小型であるため数多くの電子機器に利用されているのです。東京スカイツリーでは、夜のライトアップ照明を全てLEDで行ってます。また、機器の動作モードによって色を変えることができるなど、機器の小型化に貢献しています。LEDを採用したディスプレイも開発されています。大型ビジョンや街頭広告などではよく見かけるようになりました。しかし、一般家庭用途などのディスプレイには、現状ではあまり開発が進んでいません。しかし、筆者自身は一般家庭用途のディスプレイの開発・生産には期待したいところです。

光源技術はLEDの進歩によって明るい未来を進んでいるのです。

不要農薬 期限切れ農薬の回収

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私の祖母が土地を持っていて農業をしています。
使わなくなっていた農薬をどうやって処分したらよいかわからなくなっていました。
おそらくは期限切れの農薬でしょう。
私の母が祖母の地元の農協へ尋ねたところその農協では毎年2月に年に一回不要農薬・期限切れ農薬を回収して処分してくれるそうです。登録が失効して使用禁止となった農薬も回収に含まれます。
場所によっては回収する月より前月までなどに不要農薬・期限切れ農薬の回収の事前申し込みが必要な場合もあります。
回収量などを事前に把握するために廃棄処分農薬申込書と委任状を期日までに支店や農営センターに提出も必要がある場合もあります。回収日に印鑑の持参が必要なところもあります。
回収する農薬の成分の種類によって有料の回収の値段が変わってきます。
回収の対象は農薬登録があるものだけに限られます。
スプレー・ボンベ・蓄薬・医薬・化学薬品は不可です。

農薬は個人的判断で処分することは厳禁なのだそうです。
農協で回収してくれるということらしいので農薬で行方に困ったときはぜひ利用するべきです。
農業生産活動に伴う廃棄物は地域の回収処理システムを利用する・資格のある産業廃棄物処理業者に処理を委託することなどが定められています。
猛毒のダイオキシンが発生しやすい野焼きは法律で禁止されておりできません。
市町村・農協・購入した店舗などに相談ができます。
基本定期的に有料で回収してもらえるのだそうです。

農協によっては農業用廃プラスチック、農業容器・農薬容器も回収している農協もあります。
農業生産活動で消費される農業用廃プラスチック、農業容器・農薬容器はばかにならない量・重さになります。
資源や環境の問題のことも考えると分別・回収は大事なことです。
プラスチックのゴミは燃えるゴミに行ってしまうのではなく、プラスチックゴミとしてプラスチック資源ごみ袋に行き、分別回収なりさらにはリサイクルもされていくほうが良いと考えます。

重力波観測

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重力波という現象をご存知でしょうか。重力波はこれまでSFの物語などで度々使われていた用語です。2016年2月に重力波の初観測が話題となりました。重力波は1916年に、一般相対性理論に基づいてアルベルト・アインシュタインによってその存在が予言された後、約100年もの間に渡り、幾度と無く検出が試みられ、2016年に遂に検出に成功したのです。

では、重力波とは一体何かというと巨大質量をもつ天体が光速に近い速度で運動するときに強く発生するゆがみの伝導の現象です。重力により発生する液体表面の流体力学的な重力波とは名称が同じですが異なります。重力波の概念は、アルベルト・アインシュタイン自身が、一般相対性理論を発表から2年後に発表されました。

この重力波を観測するために干渉計型検出器が、2000年代に世界の数ヶ所で稼働を始めます。アメリカでは干渉計aLIGO(advanced LIGO)2基がワシントン州とルイジアナ州で稼働。この2基が重力波を世界で初めて検出したと発表されました。イタリアとフランスは共同でVIRGO干渉計をイタリアに設置。ドイツとイギリスは共同でGEO 600干渉計をドイツに設置。そして日本では東京大学の宇宙線研究所重力波推進室が観測装置「大型低温重力波望遠鏡(LCGT, Large Cryogenic Gravitational Telescope)」(大型低温重力波望遠鏡 KAGRA かぐら)を岐阜県神岡鉱山跡地に建設しました。2016年3月にも試験観測を行い、2017年には本格的に観測を開始する予定です。

KAGRAという通称は日本語の「神楽」に神岡の「KA」と重力波(Gravitationalwave)の「GRA」を合わせた形でつけられています。
現在神岡鉱山は日本の物理学・宇宙研究において重要な場所となっています。KAGRAの観測装置として世界でも最高精度の観測性能を誇っています。

この初観測の発表以来、重力波天文学は大きく進歩しました。世界各地でも重力波を検出できるようになります。2016年5月には全米科学財団とインドとの間で協定が結ばれ、2023年にもインドにLIGOのような重力波検出装置が設置される可能性が出てきました。日本も地下に重力波検出装置を建設中で、2018年に稼働予定です。

宇宙に存在するあらゆる神秘が解明される日は近いかもしれません。

 

TOYOTOMIの暖房器具

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TV番組で知ったTOYOTOMIの暖房
TVの番組で南米の国でTOYOTOMIの石油ストーブ・石油ファンヒーターが多く普及しているのを放映して見かけました。現地で重宝されているようで、評価も高いようです。
南米のユーザーによると寒い時にTOYOTOMIの石油ストーブやファンヒーターがよく効いて快適に過ごせるそうです。
私は30代ですがそれ以前にTOYOTOMIの暖房器具等の宣伝を見かけたことがありませんでした。
なので最近になって海外のレポート取材のそのTV番組を通して知ったのです。
それまでは全く知りませんでした。

我が家のTOYOTOMI製品
海外の人から評価されて逆に紹介されて知ったTOYOTOMIの暖房器具。我が家の核家族がそんなに良いなら買おうということで探しました。去年三河地区に越してきた私の家族も冬にEDIONのお店でTOYOTOMIのレインボーという石油ストーブを購入してたいへん重宝しました。2015年の冬のことです。家電店で扱っていました。

ガス供給は住む町によっては変わる
以前は私たち家族は尾張地域に住んでました。冬は都市ガスだったので東邦ガスのガスファンヒーターとエアコンを使って暮らしていました。父のアイデアで手頃な値段の東邦ガスのガスファンヒーターを購入したのです。火事予防にもなるとのことでした。
キッチンのある一本のガス栓にガスコンロとガスファンヒーターとの栓を使い分けて使っていました。
灯油販売のトラックが巡回していました。ですが尾張地域に住んでいるときは一回も石油ファンヒーターやストーブを使いませんでした。
今私の住んでいる三河地域の街はSALAグループのプロパンガスを使用しています。そしてガスは現在はコンロとお風呂だけに使用しています。(給湯器がついています)
ガスのインフラが変わったことで石油ストーブを買おうということになったのです。
なのでガスファンヒーターは使わなくなりました。
ホットカーペットは住む場所に関係なく(電気なので)ずっと使っています。

接着剤

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前回は食用の海苔についてをブログに載せました。今回は食べれない方の糊(のり)についてお話です。糊は接着剤の1種に含まれています。接着剤は物と物をつなぐために使われる物質を指します。ここではその接着剤の説明をしたいと思います。

接着剤は5つの分類があります。
反応系
初期状態は化学反応を起こす前の成分を主体とする液体または固体。光や熱などを与えることで熱硬化を開始します。与える熱量は高温や常温などで硬化反応が促進されます。この分類の接着剤はほとんどは工業用、特に電子部品用途に用いられています。

溶液系
初期の状態は合成樹脂やゴムなどの固形分が水・アルコール・有機溶剤などの溶媒に溶け込んだ液体状のものです。水系接着剤のうち水分蒸発と再湿によって可逆的に硬化と溶融を起こすタイプです。いわゆる糊と呼ばれるものです。

固形
初期状態は粉体・ペレット・フィルム・網状などの固体のタイプです。なお、流通段階では固形の接着剤でも使用前に水などに溶かすものは溶液系に分類されます。

溶解系
主に有機溶媒を用い、基材の一部を溶解することで拡散接着を行うものです。代表的な例としてはプラモデルのポリスチレンを拡散接着する用途等が挙げられます。塩化ビニール製の水道管等の接着に用いられています。

テープ
セロハンテープ、ガムテープといった初期状態は接着剤を布や紙・金属箔・セロファンなどのテープ状基礎に塗布または浸漬したものがテープに分類されます。一般に粘着剤と呼ばれる粘性を持ち、圧力を加えることで被着材に対する流動性を持たせ、剥離に対する凝集性が硬化に代わる保持力となります。

接着剤に使われている材料はデンプンや漆、膠(にかわ)といった植物や動物の成分を使っているものもありますが、今では化学物質を使うことが多いです。接着剤の化学物質の中には直接手で触ってはいけないような物も含まれていることもありますので、家庭用品については、その含有物質について工業用途などと比較すると厳しい制限が施されています。

接着剤は用法、用量を正しく用いればあらゆるものを繋ぎ止めてくれる縁の下の力持ち的な存在な物なのです。

海苔の製造と歴史

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海苔の原料は主に海の藻です。海苔に用いられている藻は海産と川産があります。分類群が異なるため生活環はそれぞれ異なりますが、いずれも解明されており、特に海産の藻は解明された知見を利用して人為的なライフサイクルで大量に種苗を作ることで、商業規模での養殖が可能となっているのです。

海苔をイメージすると多くの方は板海苔をイメージするのではないでしょうか。食品としての「海苔」は漉いて紙状に乾燥させたのが板海苔です。乾燥させない海苔は生海苔とも呼ばれています。

板海苔の歴史は江戸時代中期は海苔をそのまま広げて乾かした「展延法」と呼ぶ方法で作られた海苔が食べられていたとされています。貞亨4年(1685年)、江戸幕府5代将軍・徳川綱吉は生類憐れみの令を発布しました。それに関連して元禄5年(1692年)には浅草近辺十六丁四方の漁業が禁止されたのです。当時の人々は魚が獲って食べる事ができなくなりました。そんな中で漁師達は藻を食べようと閃いたのです。それが海苔の開発と養殖に繋がりました。江戸時代の品川沖は江戸前海苔(品川海苔)の産地だったそうです。その海苔の食べ方ですが、江戸前寿司に利用されたかどうかは定かではないようですが、煎餅に海苔を巻いた海苔巻き煎餅は「品川巻」と呼ばれて古くからの名物となりました。また、また、浅草のりは希少な高級品でした。その後も板海苔は寿司の海苔巻き、軍艦巻き、おにぎり、ラーメン、ふりかけ等幅広く使われるようになります。

海苔の保存方法ですが、海苔は湿気に弱いために乾燥したところに保存されました。同じく湿気に弱い茶葉と同様、または一緒に保存されることが多かったようです。乾燥剤が普及して以降は乾燥剤と一緒に密封容器に保存されました。

こうして日本で海苔の開発・養殖・保存方法などが確立されていき食卓に美味しい海苔が並ぶようになったのです。