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レンタルおしぼり

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飲食店でよく見る薄い透明のビニール状の袋で出てくるおしぼり。
アルバイト時代によく触れて感心させられたモノです。
少し簡単に調べてみます。

「飲食店などで大量におしぼりが必要になる場合などではおしぼり専門で供給するおしぼり業者からレンタルしていることが多いそうです。
このレンタルおしぼりはポリエチレンフィルムの袋に包まれて製品が供給されて使用後に返却されます。
返却されたおしぼりは何度も洗濯されてまたレンタルとして出荷されています。
使用不可になったおしぼりは廃棄されるか、専門の業者によりさらにリサイクルされていくそうです。
リサイクル可能な布製おしぼりは環境視点で評価され、布製おしぼりを採用する店が増えてきているそうです。」

おしぼりは飲食店でテーブルや席の簡単な拭き掃除にも使われているのもよく見ます。
簡単な拭き掃除に使ってもいいものなのかは知らないですが、私も飲食店のアルバイト時代によくそのように使っていました。
使っているうちに使い捨てられる紙おしぼりよりもよっぽど布おしぼりのほうが良いと考えていたりしました。
非常に便利なものだなと思わされていたものです。

「冷・温おしぼり
スチームなどで温かいおしぼりが出たり、冷蔵させて冷たいおしぼりが出たりします。
水分を含ませた状態で温めたり・冷蔵したりすることでお客に仕出しされ、季節に合ったおしぼりが出されています。

ビニール状(ポリエチレンフィルム)の袋に見られる「衛生マーク」
レンタルおしぼりには衛生的にとても厳しい基準が設けられているそうです。
異色・変色はないか、大腸菌や黄色ブドウ球菌が検出されていないか、おしぼり一枚につき一般細菌数とされている十万個の数値を超えてはいないかなど、厚生労働省により衛生基準が定められています。
厚生労働省のこの指導基準をもとに、全国おしぼり協同組合連合会は管理基準の「衛生マーク」を制定しています。
この組合に加盟しているおしぼり業者は約300社にのぼり、必ずこの「衛生マーク」を表示しています。」
(レンタルおしぼり 「」部分wikipediaより引用あり)

マイクロプラスチックの問題

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マイクロプラスチックによる海洋環境汚染の問題が近年とり上げられています。
歯磨き粉や洗顔料などに含まれる微小のポリエチレンなどのプラスチック粒子が海洋汚染の問題となっています。
特に練り歯磨き中のポリエチレンの微小結晶などが問題視されはじめています。
大きさ5mm以下のプラスチックをマイクロプラスチックと呼びます。
NHKの調べによると世界で海に流出しているプラスチックの量は推計1300万トンにのぼるのだそうです。
そしてその中でもマイクロプラスチックは海水中の油に溶けやすい有害物質を吸着する特徴を持つのだそうです。
マイクロプラスチックの野生生物や人間の健康に及ぼす影響は科学的にいまだに十分に確立されていません。

「主な発生源について
○工業用研磨剤、洗顔料、化粧品、サンドブラスト研削材、歯磨き粉などの使用のために生産されるマイクロプラスチック
○海洋ゴミの大きなプラスチックが壊れて細かい破片・断片などが結果として環境中に形成されたマイクロプラスチック(二次マイクロプラスチックといわれています)。波などの機械的な力や太陽光、特に紫外線が引き起こすといわれており、光化学的なプロセスといわれています。
○家庭での衣類の洗濯によって布からの合成繊維の脱落によるものです。1mm未満の粒径のマイクロプラスチック汚染の大半が脱落した合成繊維から生成される可能性が指摘されています。」(wikipediaマイクロプラスチック 発生源より引用)

プラスチックが環境に残ることで及ぼす悪い影響はさまざまなかたちで明示され提唱されています。
目に見えるプラスチックだけでなく目に見えないかたちで身近なものに含まれているマイクロプラスチックが環境に蓄積されて汚染してしまっていることを生活の中で意識したり認識しておくことも必要になって来そうです。
成分にたいする検証もおそらくこれから練られていくことになるのかもしれません。
さまざまな製品、造られているモノも環境対応が求められてきているのかもしれません。

いつも飲んでる「水道水」、さらなる浄水技術と多分野での利用

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私たちにとってもっとも大切なもののひとつに「水」があります。
わが国ではあたり前のように「安全」で「安価」で「豊富」に使用できます。

他の国では口にするには危険な水でも生きるために摂取している人たちもいるのですが。
浄水という技術がいきわたればこういった事情も解消されるのでは?
*** あたり前のように使用している「水道水」…
・水道水の浄化
ダム(取水池)や河川から取り入れた水は最初に「沈砂池」で重く沈殿しやすい砂などを除去します。
ポンプで汲み上げ次の「沈殿槽」で薬品による浮遊物除去をします。
さらに細かい砂の層を通して「ろ過」します。
「塩素」による消毒・殺菌をして「浄水池」に一時貯留して品質管理をして一般家庭などへと送られます

※ ダムの役割として、水道水確保・農業用水・工業用水の確保、電力発電、河川の流量調整による洪水被害の回避があります。

*** さらなる浄水…
みなさんも「浄水器」をご利用されているという方もいらっしゃるでしょう。
この浄水器を使用することでのメリットのひとつとして「トリハロメタン(※1)」の除去にあるのではないでしょうか。

※1 トリハロメタン—人体に取り込まれると “腎臓・肝臓への障害” や「発がん性」「催奇形性(※2)」の危険性がある物質
※2 催奇形性 ...(生物の組成段階)胎児などに対して奇形を発生させる作用の事で、主にサリドマイドやダイオキシンは注目を浴びました

浄水器のフィルターの性能により(通常ろ過・中空糸フィルター・活性炭など)除去できるものが多く、逆浸透膜効果を利用すれば「独特のニオイ」も除去できるそうです。
今では「浄水」というよりも「整水」というレベルですが “電解還元” や “アルカリイオン” などといった技術で水の質をも調整しています。

こういったキレイな水は工業目的としても、
・メッキや表面処理加工
・半導体や光ディスク、フィルム素材の洗浄
・製薬事業や医療用品への使用
・食品加工時の洗浄用や加熱処理用
・印刷用
へと使用されています。

特に食品・化学・製鋼・印刷といった分野で多くを占めていて、使用目的も「冷却」「洗浄」「原材料」の順で多く使用されています。

水道水の利用目的では一般家庭でも事業所でも「水洗トイレ」での使用は共通して一番多くみられるものです。
たしかに「水」は「冷却」「洗浄」「原材料」とマルチに使用できるミラクルなものです。
(冷やして、洗って、そのものが材料となるモノって他には見当たらないのでは???)
あたり前ではなく感謝して大事に使用したいものです。

タイ、チムリムのノニ石鹸

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ノニとはハワイの現地語です。日本名はヤエヤマアオキです。
ノニはインドネシア原産の植物です。国によって名称が異なります。
家族ぐるみで親しくしていた家族から肌に良いと何度ももらっていたタイのチムリムのノニ石鹸。
アトピーの息子さんにとのことで何度も私にくれました。
タイの雑貨店チムリムで売られているノニ石鹸です。
日本人のオーナーで厳選された材料でノニ石鹸が販売されています。
はじめは置いてあるだけでしたが2014年くらいから家で使いはじめました。
肌に良い天然由来の石鹸だそうです。
ノニ石鹸をくれた家族にプレゼントのお返しに私たちはワインをプレゼントしていました。
ノニはノニジュースを航空会社に勤務していた親戚から勧められて送られてきて少し飲んでいました。
アトピーにも良い効果があったりすると聞きました。
ノニはハワイの言葉です。
ですのでノニジュースはアメリカで話題になった甘く酸っぱい濃厚な味のジュースです。

ノニについて
成分
ダムナカンタール、アルカロイド類、テルペン類、フラボノイド類、ビタミンC、カリウムなどです。
有効成分
スコポレチン、中鎖脂肪酸、活性酸素除去の成分が測定されています。

中鎖脂肪酸は免疫力アップや糖尿病の糖の代謝を促す等良い効果があると評価されている物質です。
糖尿病の私の親戚は中鎖脂肪酸を食事制限を上手にしながらタイミング良く摂取することで血糖の値を整えているそうです。
また、活性酸素の除去はアトピーなどに効果があるといわれています。

チムリムのノニ石鹸について
楽天市場で120g一つで580円で売られています。
タイのチムリムのお店で購入できるノニ石鹸は2014年の時点で120g一つで価格が120バーツです。
ノニの実エキス、キトサン、マリンコラーゲン、パームオイル、グリセリンなどを含有しています。
日本人が製造管理している高品質の石鹸です。
タイ観光の良い土産ものとされていて観光シーズンには売り切れてしまったりするものです。

バイオミメティクス05 アマツバメ編

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飛行機ってかっこいいですよね。
中でも戦闘機のかっこよさはほれぼれします。
今回はそんな戦闘機と鳥の関係について少しお話しします。

飛行条件に応じて翼の形を変えることをモーフィング翼といいます。
これまでの歴史の中で軍用機でこの機構を持つ戦闘機はいくつも生まれてきました。
史上初めての可変翼機はF-111で高速飛行時に主翼が後退します。
たぶん恐らく一番有名なのはF-14戦闘機通称トムキャットでしょうか。
主翼の後退角と共に翼面や翼面積なんかもコンピューターで自動制御します。
最近はステルス性能への影響や代行技術によって下火ですが、特殊な状況を想定する戦闘機の分野もあります。
鳥は当然ながら飛び立つとき、のんびり飛ぶとき、上昇・下降、旋回などなど様々な状況蚊において翼を巧みに制御します。
第一回でお話しした通り、レオナルド・ダ・ヴィンチをはじめとする空に夢見た人達も、しして現代の研究者も空を優雅に舞う鳥を見るのです。
鳥類最速の鳥はハヤブサであることは知られていますが、アマツバメもまたかなりの高速で空を飛びます。
水平飛行はハヤブサよりも速いとか。
さらに滑空や急旋回、宙返りにきりもみ回転など戦闘機でいう戦闘行動のエキスパートなのです。
アマツバメは翼の形を自由自在に制御して飛行します。
低空での滑空や旋回時には翼を横に広げ、高速滑空や高速旋回時には翼を後ろに曲げます。
このような単純にも思える翼の調整をしっかりとすることで飛行速度を変化させたり、旋回率を高めているのです。

バイオミメティクス04 シャコから軍用品!?

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今までのバイオミメティクスシリーズは生活の役に立つ者ばかりでしたが、今回紹介するのはちょっと怖い軍用品にも応用されているかもしれない技術です。
皆さんはシャコってご存知ですか。
我々日本人はおそらく寿司ネタで出てくるエビのようなものという認識なのではないでしょうか。
味もエビのようでエビでない絶妙なおいしさです。
このシャコ、見た目もエビと近くて外骨格の殻を身にまとう甲殻類の仲間です。
エビやカニの親戚というわけです。
しかしシャコはエビやカニのようにハサミをもっていません。
代わり捕脚という鎌を持っています。
この捕脚がかなりの曲者で振り上げた鎌をぱちんと折りたたむ速度は時速80kmをこえ、威力はシャコの体重の1000倍以上になるといわれています。
人間に置き換えれば1トンものパンチ力にもなるというのだからいかにすごいかがわかります。
シャコはこのパンチで2枚貝やカニの殻を割るのです。
しかし殻は割れてもシャコの鎌は無傷です。シャコのこぶしはまさに鉄拳なのです。
カリフォルニア大学のチームがシャコの拳の謎を解き明かしました。
1つは、こぶしの表面が人間の歯や骨を作っているハイドロキシアパタイトという物質の層でできていることです。これが他の脚よりも5倍もの厚さを持っていました。
さらに2つ目はハイドロキシアパタイトの層の下に、平行に並んだキチン層がありました。キチン層は普通に甲殻類に見られますが、シャコの場合らせん状に回転しながら積み重なっていて、それがひび割れを防止していました。

この研究チームは米空軍の研究部門から資金援助を受けてシャコの構造をまねた硬くて軽い防具の研究を始めました。
残念ながらそれは現段階では未公開ですが、このチームはヘルメットや飛行機の素材などにも民間にも広めたいと考えているそうです。

洗濯バサミ プラスチックの耐候性

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洗濯バサミというと一般的にポリプロピレンでできたものです。
長期間洗濯バサミを屋外で使っていると、使おうとしたらバラバラに割れてしまうことがあります。
プラスチックのポリプロピレンが長期間屋外の熱、光、雨、風で劣化してしまったためです。
特に紫外線によってポリプロピレンは劣化してしまいます。
紫外線によってポリプロピレンの炭素の二重結合が活性化して酸化することによって切れてしまうからです。
ポリプロピレンは一旦酸化が始まると紫外線によって炭素の高分子の結合がバラバラに切れていきます。
これがポリプロピレンの劣化のメカニズムです。
プラスチックを屋外で使用したときの耐久性を耐候性といいます。

ポリプロピレンについて
「ポリプロピレンはプロピレンを重合させた熱可塑性樹脂です。合成樹脂のなかの一種です。
熱可塑性樹脂はガラス転移温度または融点まで加熱すると軟らかくなり目的の形に成形できる樹脂です。
製造には加温して軟化したところで金型に押し込んで冷却して固化し、最終製品にする射出成形加工が広く用いられています。
汎用プラスチックなどとも呼ばれています。
重合されたまま何も添加されていないポリプロピレンは空気中の酸素によっても酸化されやすい特徴があります。」(wikipediaより引用)
ですから化学的に添加物を加えて耐候性を上げる方法も見出されています。

しかしプラスチックは廃棄されるとすると環境に残る物質なので添加物を加えればさらにそれがそのまま環境に残ってしまいます。
ですから添加物に対して消極的な見方も多くあります。
こうした実情からプラスチックのリサイクルが見直されて理解されてきています。
添加物を加えたりするよりもバラバラになったポリプロピレンの洗濯バサミはプラスチックゴミに出してすぐ新しいモノに素直に買い換えるほうが賢いという見方もされています。
私としてはプラスチック資源の分別や回収、そしてリサイクルの環境がひろく普及していくのが良いのではと考えています。

4Kテレビ テレビ画像の技術進化について

4Kテレビ

2011年にテレビはアナログ放送が終了しました。
そして地上デジタル放送が開始され、地上デジタル放送にテレビは移行しました。
地上デジタルTV(HDTV)への画像性能の放送の全面移行には多くの費用がかかりました。
テレビの開発は4K2K、有機ELディスプレイなどどんどん技術が進化しています。
私も先日家電店でみた4Kテレビや特にLGの有機ELディスプレイには画像の質の良さに改めて衝撃を受けました。

そもそも4Kとは
家電店に行くと「4K」と大きく宣伝されているテレビを目にします。
4KテレビでいうKとは1000を表す単位です。ですので横約4000万画素のことを意味しています。
4Kテレビとは正確に言うと「4K2K」といい、横約4000万画素、縦約2000万画素のテレビです。
厳密にいうと実際は横3840万画素、縦2160万画素のテレビのことのようです。

テレビ放送について
「テレビ会社では地上デジタル放送(HDTV)への移行だけでも費用がかかっており、4K対応放送には今のところ消極的です。
最近の2015年時点では国内の地上デジタル放送やブルーレイでは2K放送以下の解像度がほとんどです。
インターネットなどオンライン放送ではYouTubeが2010年7月から4K(4096万画素×2304万画素)に対応しました。
YouTubeは現在ではUHD(3840×2160)等で表示されるようになっています。
他には2014年6月から2016年3月31日までスカパーで4K試験放送channnel 4Kが放送されていました。
2016年8月にBS放送で4K試験放送が開始される予定です。
さらに2018年にはBS放送と110度CS左旋で4K実用放送が開始予定です。」
(wikipediaより引用)

フルハイビジョンとの比較
フルハイビジョンとは2Kの画素数の画像で横1920、縦1080万画素の画素数です。
ですから4K2Kはフルハイビジョンの約4倍の画素数の性能ということになります。

使い捨てカイロについて

使い捨てカイロについて

フランスのパリに美術鑑賞めぐりで旅行をしたことがあります。泊まったパリのホテルのカウンターのホテルマンと簡単な英語で話していました。最終日でチェックアウトする時に話しをしていたら「ホッケイロ」「ホッケイロ」と笑顔で言われて最初はわけがわからなかったのですが、「ホッケイロ?」と何度も唱えているうちに「あ、ホッカイロね」とやっと理解して大笑いになり、帰り際にスーツケースから日本からもってきた使い捨てのロッテの貼るホッカイロ(「ホカロン」です)をそのホテルマンにプレゼントして帰った思い出があります。そのホカロンは旅の前に一人暮らしの部屋の近くのコンビニで購入しました。その人は日本のホッカイロに感銘を受けていたようでした。プレゼントにとても喜んでいました。季節は3月の上旬のことでした。印象深い旅の別れ際です。
そんな使い捨てカイロについて調べてみます。

一般的な使い捨てカイロについて
原材料
鉄粉、水、木粉、活性炭、バーミキュライト、塩類です。

ロッテの「ホカロン」について
原材料
鉄粉、水、活性炭、塩類、バーミキュライト、吸水性樹脂、木粉です。

成分と仕組み
鉄粉の酸化による熱を利用したカイロです。不織布や紙の袋に空気中で酸化して発熱する鉄粉を入れたものです。
他の成分としては触媒として鉄の酸化を速くする食塩、それを保持する高分子吸水剤、酸素を取り込むための活性炭、鉄の錆びを促進する水、水を保水するためのバーミキュライトが入っています。仕組みの基本としては酸素と鉄が化学反応して酸化鉄になる時の発熱を利用したものです。成分の中にたんに水とありますが水のままいれてしまうとベタベタになるので吸水性樹脂やバーミキュライトに水を吸収させておきます。

気になる捨て方
各自治体によって捨て方が違ったりしますのでゴミの分別について役所で調べる必要があります。
「使用終了後」の状態にして燃えるゴミで出すのが一般的な捨て方のようです。
不燃ゴミとして分別する自治体もあります。

貼るホッカイロと貼らないホッカイロとあって熱効果の持続時間が若干異なるようです。
貼らないホッカイロのほうが熱持続時間が少し長いです。

バイオミメティクス03 新幹線編

バイオミメティクス03

バイオミメティクスによるものづくりで我々の日本が世界に誇るものがあります。
そうそれは新幹線です。
新幹線には様々な生物のいいところがギュッと凝縮されています。
今回は500系新幹線に使われた技術を見ていきましょう。

新幹線はただ早く走ればいいわけではありません。
安全に目的地につくのは当然ですが、周りの環境にも配慮しなければなりません。
そこで問題になるのが騒音問題です。
速度が上がれば当然のことですが騒音も上がります。
また日本は土地が狭く居住地区も限られるほか、新幹線も宅地部を進むので騒音制限は世界一厳しいといわれています。
騒音の原因の1つは空気の乱れによって生じます。
自足300kmにもなると、パンタグラフの支柱が作る大きな渦が騒音の原因になります。
そこで目を付けたのが暗闇で音もなく獲物を狩るフクロウでした。
フクロウは風切羽に小さな突起があります。
この突起が小さな渦を作り大きな渦の発生を抑えていたのです。
これを真似してパンタグラフの支柱に細かな凹凸を付けた結果、30パーセントの騒音削減になりました。

音の問題はこれだけではありません。
トンネルに突入する際に入口で猛スピードの新幹線に空気が押されて、トンネル内で圧縮され出口で開放される際に大きなドーーンという音が発生することがあり、トンネルドンと呼ばれています。
これを防ぐのに参考にしたのはカワセミという鳥です。
カワセミは勢いよく川に飛び込み魚を捕まえます。
スーパーコンピューターでシミュレーションした結果、カワセミのくちばしの形状が有効であるとわかり、車体も円形にしたところ、トンネルドン問題は解決。
さらに走行時の空気抵抗が30パーセント減少し、消費電力も15パーセントの節約になりました。