SDカード・フラッシュメモリのデータ消失のナゼ?

91c27e2fbacaf06e90dd701f35412105_s

SDカード・フラッシュメモリなどのユーザーにはデータの消失が悩みの種となっているようです。

この現象には予兆などもなく突然にデータが消えてしまうという事態になるので困ります。
フォルダはあるのに「肝心なデータが無い」という事も起きうるのです。

意外と多いのは機種変更してもSDカードはそのまま使用されているというパターン。
データを本体経由でもそのままコピーでも良いので新しいSDカードに引き継ぎをしてあげた方が良いかもしれません。

デジカメのデータ転送などでいちいちSDカードを取り出してPCなどに挿入されている方は要注意。
端子の金属部分への接触はデータ損失の可能性もはらんでいます。
しかしマイクロSDなどではアダプタが必要になる事が多く、こういった接触でのトラブルは避けられません。

フラッシュメモリの特徴としては「1バイト単位の書き込み」ができません。
ブロック単位でのやり取りとなっていて、まずそのブロックを消去してからデータの書き込みをします。
(私ごとですが、携帯型音楽プレイヤーでゴソッとデータが消失するというトラブルを経験した事があります)
このせいか大きめなサイズのファイルをいくつか書きこんでいるとすぐに容量に余裕が無くなってしまいます。

さらに素子への電子の移動により消去と書き込みを行いますので寿命があります。
数百~数百万回の消去と書き込み動作で限界を迎えるそうです。
これはPCや携帯・スマホなどデータのアクセスや更新などで頻繁に使用されている事を思えば多い数字ではないはずです。
現代のモバイル環境下での使用ですとバッテリーの充電状況や使用環境にも影響を受けますのでダメージはさらに多くなります。

フラッシュメモリには寿命があり「消耗品」として捉えた方が良いとされています、データの書き込み・消去作業は当然負担となります。
大きなデータや大量のデータのやり取りの最中にカードを取り出してしまうケースもあります。
これはデータの転送に遅延がある場合にフラッシュメモリを抜いてしまうという人為的なミスです。

HDDが1T~2Tが主流となってきている中で数GB程度のデータを仕事でやり取りするのにはフラッシュメモリは重宝します。
「耐衝撃性が高く」「機械的な機構がないため静か」で「アクセスも速く」「軽く持ち運びもスペースも最小限で済む」トコロがフラッシュメモリの最大の特長ですね。
でもモバイル環境下での域から出るには、容量アップ・コストの低減・信頼性向上(寿命を含む)が課題でしょうか。