「目視検査」大丈夫かなぁ?男女で見分けられる色の違いとは…

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目の前に大事な製品(商品)があれば必要になってくる作業に「目視検査」がありますよね。

例えば「表面の美観」をチェックする際には「キズ・打痕・汚れなど」を主に見ますが見分け方って結構個人差が出てきますよね。

キズや打痕の場合では「長さ」「深さ」「形状」など基準になる要素は見つけやすいのでは?
でも色の見え方って結構あいまいというか個人差がハッキリと出てしまいます。

女性(奥様や彼女さん)から「そこの”ピンク”のヤツ取って!!」と言われて「えっ???」ってなったコトありませんか?
内心「これ”赤”じゃないの?」「(ピンクか?)オレンジっぽいんだけど」って思ったコトありませんか?

特に女性には男性にはない色彩感覚が備わっているそうで、識別(判別)できる可視光の波長域が少しだけ違うそうです。
これは専門的に研究されている事例なので確実な結果でもあります。
その研究結果によると「男性には7段階にしか判別できない色彩感覚も、女性には約29段階の色に判別できる」そうですから到底かないません…。

本来人間の「目の機能自体」は男女関係なく同じ機能なのですが、そこから得られる情報の処理能力が違ってくるんですね。

男性には「早く移動するモノを判別する能力」が高く、捕獲(漁業など)・工作(製造・建築など)の分野で活躍できるようになっています。
女性は数あるモノの中から「ピックアップ」するような繊細な作業に向いた能力を持っているのです。

製品などの美観の検査でも「色ムラ」などの識別では、Aさんには「OK」という判断でもBさんでは「NG」という場合もあるでしょう。

こういった感覚での検査には女性の力が発揮されている現場は多いですね。
大手化粧品メーカーでも製品のチェックには女性の目が最優先されていますし、食品製造でも女性目線からの提案でヒット商品になるものもあるそうですよ。

そういえば身近な現場でも「製造・組み付けは男」「検査・美装は女性」という分担で流していますが「適材適所」というものでしょうか?