昔からやっている「粉砕」や「選別」

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食料品や医薬品、工業製品の材料などには細かい粒状のものが使用されていることがあります。
例えば、風邪薬(顆粒、粉末)・インスタントラーメンの(粉末)スープ、研磨材にはアルミナの微粉末などもあります。

粉砕といえば、かつては人力や家畜・動物、水力・風力により石臼などを使用して行っていました。
今では機械による作業が高度でより微細な粉砕が行えるようになりました。

*** 今ではあっという間の粉砕工程…
エアの勢いにより「渦状(竜巻状)」の気流を複数作りそれぞれの排出口から材料を投入することで「素材同士がぶつかり粉砕される」方式や「セラミックなどの固定された板部に材料をぶつけて粉砕する」方式で粉砕する機械があります。
これらの使用は、コピー機のトナーや医薬品原料、ガラスの粉末の製造にも利用されています。

粉砕工程のいろいろ…
上記のように粒子同士をまたは粒子を何かにぶつけるなどといった衝撃によるもののほかにも、上下から挟みすり潰す、上下で挟み押し潰す、荒い面に押し当てて擦って潰す、刃物で細かく切り刻むなどといった方法があります。

いきなり大きな粒子を微細に加工するのではなく徐々に細かくしていく方法が均一な粒子を維持するといわれています。

*** 選別方法もいろいろ…
さらに中華なべを逆さまにした形状の装置内で中央に「渦状(竜巻状)」の回転をさせることで粒子の大きなものは底部に、軽い粒子のものは高い位置へと排出されるので粒子の細かさによる選別が可能です。
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渦状の気流ならば “細かい粒子は高く巻き上げられ” “大きな粒子は低い位置ではじかれる”

農作物の選別で脱穀機がありますが、稲穂の米粒を漉き取る際に風の力で「もみ殻」を吹き飛ばしていますよね。
かごに入れた作物の「実」を何度も何度もすくっては振りまくを繰り返し、風の力で選り分ける原始的な方法もあります。
私たちにもできるやり方では「篩いにかける」方法が一番手軽な方法ではないでしょうか。

顆粒とありますが細かい粒子が集まった状態をいうそうです。
粒子の一粒を芯にして噴霧された成分が集まったり、コーティングされてできる「粉末よりも大粒な状態」の粒子をいいます。
錠剤のように「圧縮」という工程を経ないでできるものですので、飛び散ることもなく取り出すことができます。
またさらに細かくすることも容易ですし「水に溶けやすく」粉末状のものよりも「ダマ」になりにくいのも特長です。

粉末の調味料をいっぺんに投入すると水面に浮かびます、そういえば顆粒になってからはそういうことが無くなりました。(やり方の問題でしょうが…)