常にキレイな状態で使用したい「メガネなどのレンズ」

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最近はスマートホンの普及で「スマホ老眼」といわれる目のトラブルが若年層にも起きているそうです。
こういった目の見え方以外にも「ブルーライト」といわれる光の軽減にも専用のメガネを使用されている方もいらっしゃるでしょう。

*** どちらも高精度…
メガネのレンズといえば「ガラス製」というのがほとんどですね、クリアな使用感と丈夫さが特徴ですが扱いによっては破損などで使用できなくなってしまいます、また「ガラス製」のレンズは重く感じることがあります。
現在のプラスチック製レンズは軽量で手軽に使用できることやバリエーションの多さで人気があります。

「プラスチック製」のレンズでは軽量化と高機能な性能が可能になります。
着色などがしやすくファッション感覚での使用に向いています。
熱・キズには弱いのですが、コストを低く製造できるので同じ予算内でも「ホビー用」「書斎用」などと買い置きできる手軽さもウケています。
100均ショップには老眼鏡が手軽に購入できるので助かっている方も多いはずです。

*** メガネ用のレンズの製造って…
「ガラスレンズ」でメガネを注文した場合、フレームに合わせてレンズを加工します、レンズは使用される方の状態によりさまざまな加工を必要とする場合も出てきます。
レンズは研磨作業などを経てカラーを付けたりします、その後コーティング作業へと移ります。
ここでレンズ自体をガードするためのコートをしたあと、トップコートとして「クリアレンズ処理」「撥水処理」「反射防止」「UVカット処理」などを行います。
これらの処理が終わったものからフレームにあったサイズを切り出してはめ込みます。

コートの処理もコーティング液などを使用した後「高温で乾燥」させるなどの処理をしますが、表面に1~5ミクロン程度の薄い膜となってコーティングされています。
このようなコーティング処理された表面を洗剤などで洗ったりしてしまうと性能が落ちてしまうこともあります。
例としてメガネを浴室内にまで持ち込んで「石鹸」「シャンプー」などで洗うなどはしてはいけません。
「アルカリ性」の洗剤などには気をつけましょう、もし付着したらすぐ水洗いしてあげればよいそうです。
各種コーティングは「アルカリ性」に対して弱い面もあるそうです。

中性洗剤(食器用洗剤)なら良いそうですが使用後には水洗いをしっかりすることには変わりはありません。
“汗”をかいた手や顔などに接触したり雨などに濡れた際にもアフターケアは忘れないようにしたいものです。

*** 作業時の必需品にもなっています…
プラスチック製のレンズを使用した製品は大量製造できることからそれらの製品は安価で販売できて、たとえば現場作業者の方で「火花やしぶきや削りカスなど」から目を保護したい場合には重宝します。
こういった現場ではいちいち丁寧に扱うことができないことが多く「キズ」「落下などでの破損」も起きやすいので、「ガラス製」レンズのメガネだけでは気になってしまいますし作業効率も上がりません。
そのため、自分に合った調整をした「ガラス製レンズ」使用のメガネの上からかぶせるように使用できるプラスチック製ゴーグルは欠かせないものとなっています。
ゴーグル自体には度はついていませんが、クリアな視界確保や飛散物などからの保護機能は助かりますしレンズ部分にUVカット処理がされているものもあります。

プラスチック製でもガラス製でもレンズにはキズが付かないよう気をつけるしかありませんね、研磨するような機材や技術を持ち合わせている方は別ですが…