私は和菓子が好きだ。そんな私には、お気に入りの饅頭があったのです・・・。
ある日、久しぶりに、その「お気に入りの饅頭」を食べたのです。・・・?
「なんだこれは?私のお気に入りの、あの饅頭と味が違うじゃないか!?」
いったい、何が起こったというのだ?「これは原因を究明しなければなりませんな・・・。」
1・原料(小麦価格)の高騰。これがおそらく根本原因と思われます。だから、おそらく
「製法を変えて価格は据え置く。」という苦渋の選択をしたのだと思われます。
2・味が変わる前と後での製法の違い(主に饅頭の場合、皮に使用する粉の配合分量に着目)前・後の皮の断面。その密度や、かくはんによる空気の含有率による食感の違い。
簡単に言うと、私の食べた饅頭の場合・・
前・「皮」 後・「カステラ(スポンジ)」・・・別物だ!ワイの饅頭はこんなんちゃう!!
3・では、皮の何が変わったのでしょうか?わたしのお気に入り饅頭の場合、
以前はシットリ、モッチリしたボリュームのある生地でしたが最近、
カステラっぽいスポンジケーキ状の生地に変わってしまいました。ならばここで、
スポンジ生地の作り方をザックリと考えてみたいと思います。
「薄力粉に卵を加え、ホイッパーで泡立て、スポンジケーキ状にする。」これにより、
小麦粉の量は「約3分の1」に抑えられるのです!!「こ、これかー!!?」
・・・最後に。老舗の料理屋さんでも味の「マイナー・チェンジ」は時代と共に分らないように
微妙に行われているそうです。
そして、それらは基礎がしっかりしていてこその「匠の技」であり、
創意工夫の上での苦渋の決断も、時としてある。
という事なのでしょう・・・。