セグウェイを代表する「パーソナル・モビリティ」(立ち乗り電動スクーター)は、
時速20kmの速度が出せるため、道路交通法により公道での走行は禁止されています。
では、逆に電動車椅子の規定速度である時速5kmに抑える事で、
パーソナル・モビリティの技術を電動車椅子に応用する事が
可能になるとは、考えられないのでしょうか?
「電動車椅子の主構造」
1・車輪に動力を伝える為のモーターとバッテリー。
2・それらを操縦する為のコントローラ
(電源・変速スイッチ/方向を変える為のジョイスティック)
3・バッテリー切れ時等用の手動操縦切り替えクラッチレバー
対するセグウェイを代表する「パーソナル・モビリティ」の
主構造は、
1・二つの車輪を、それぞれ電動サーボモータで駆動し、
動力源はバッテリーである。
2・内部ジャイロセンサー及びエンコーダで姿勢情報を
割り出し、
3・それらを「バランス・センサ・アセンブリ」(5つのジャイロと2つの傾斜センサーで構成される)
でCPU制御し、自立を可能とする。
4・運転方法
重心移動と旋回のみハンドル(レバー)で行なうので、直観的な運転ができます。
このパーソナル・モビリティの駆動システムを速度制限5kmにリミットする事で、
電動車椅子に応用する事が、もし可能であれば高性能、小型、軽量化が可能になるかも知れません。
また、消費電力においても最高速度が低速である為、パーソナル・モビリティの欠点である
消費電力の速さ、多さも補えると共に、ハイブリッド車の様に走行エネルギーを蓄電する事で、
低燃費化ももしかすると、可能になるかも知れません・・・。
(と、考えてはみたものの、実用には色々とハードルがあるのでしょう。でなければ、
当の昔に実現していると思いますので・・・・。)