いま、天然ガス(二酸化炭素:co2)を利用した、閉鎖空間でのハウス栽培の研究が行われています。
「株式会社Jファーム」の取り組みで大枠で、「バイオマス棟」と呼ばれるのがそれです。
では、果たして「バイオマス棟」とは、いったいどの様な物なのでしょうか?
その研究内容について考えてみたいと思います。
「これが、「バイオマス棟」の内部構造です。」
まず前提として、「太陽光の当たらない閉鎖的空間内での、栽培研究」
との事で、それを踏まえた「設備構造」になっているようです。
1・木材チップ
建築現場などで出た廃材を細かく砕いて、「燃料」にした物です。
2・天然ガス(co2)生成
木材チップをボイラーで燃やして天然ガス(co2)を発生させます。
3・天然ガスを動力源にした「ガスエンジン発電機」により、
「電気」「排ガス」「排熱」を生み出します。
4・「電気-光へ」「 排ガス-不純物除去装置へ」「排熱-温泉タンクへ」
それぞれのエネルギーに変換します。
これらを農業ハウス内に設備しているのが、「バイオマス棟」と呼ばれる物です。
その栽培方法としては、
「光=LED照明(太陽光に近い光)」「不純物除去装置で不純物を取り除いたCO2(二酸化炭素)」
(とLED照明により、光合成を促す。)「温泉タンクで生成された湯で、室温を一定に管理する。」
=人工的に栽培環境を整える事で、ハウス内栽培が環境に左右されず可能になる。という構想です。
最後に:個人的感想。
今後、生態系はますます乱れていく事が予想されます。
それは、すなわち「食料不足・飢餓状態」になっていく。という事だと思われます。
ですので、こういった取り組みは今後も積極的に継続していって貰えれば。と、
切に願います。