名古屋の街を車で運転しているとたまに天然ガス仕様車と表示されているトラックを見かけます。
NGVというマークも見受けられます。
このNGVとは(Natural Gas Vehicle)の略で天然ガス自動車のシンボルマークです。
天然ガス自動車は天然ガスを燃料とするエンジンの自動車なのだそうです。
意外と知られていませんが天然ガス仕様車がある車種はけっこういろいろな車メーカーにあります。
また、排ガス中の有害物質がきわめて少ない利点があるそうです。大気環境改善に貢献も見込まれています。
日本国内ではガソリンスタンドに比べるととても少ないですが天然ガス仕様車燃料補給のための天然ガススタンドも全国的にできています。
地震・津波などの災害時に災害地域のガソリンスタンドにガソリン自動車の行列が並んだのだそうです。
災害などの非常時の補給はどうあったら良いのでしょうか。
自動車燃料の新しい選択肢として天然ガスがあります。
運輸・輸送事業の石油依存からの現実的な脱却方法として天然ガス仕様車の採用があげられています。
中部電力が今年からガス供給事業にも手を出し始めました。
原子力発電所の全国的な稼働停止によって電力供給が火力による発電に現在頼っているためでもあるかもしれません。
これからも電力の供給源シフトがどうなっていくのか注目です。
天然ガス自動車と天然ガススタンドはこれから一定の普及がみられるのでしょうか。
天然ガス仕様車について
CNG(圧縮天然ガス)車
天然ガス仕様車はこの圧縮天然ガス自動車が主流です。CNG自動車ともいいます。
天然ガスを気体のままで高圧(20MPa)でガス容器に貯蔵する車両です。
LNGとは液化天然ガスの略称です。
液化天然ガス自動車は天然ガスを-162℃の液体状態で超低温容器に貯蔵する車両です。
ANG(吸着天然ガス)自動車
天然ガスをガス容器内の吸着材に吸着させて圧力数MPaで貯蔵する車両です。
未だに試験研究の段階です。