ある日、パソコンで開いたページや送られてきたメールが訳の分からない文字になっていたことはありませんか?それらは大抵文字化けによるものです。今回はその文字化けについて説明しましょう。
文字化けとは、コンピュータで文字を表示する際に、正しく表示されない現象のことです。原因は主にハードウェアやソフトウェアのトラブル、エンコーティングの違いなどです。エンコードとは文字コードのことで、文字コードとはコンピュータ上で文字を利用する目的で各文字に割り当てられるバイト表現です。
インターネットの普及後はソフトウェアが原因で文字化けすることが多くなっています。ソフトウェアの代表的な文字化けは機種依存文字を使用することによるトラブルと指定ミスです。コンピュータが文字データを間違ったエンコーディングで表示しようとしたために、正しく表示できなくなる場合があります。もう一つはWindows環境とMacintosh環境で文字データを交換する場合です。どちらも独自に機種依存文字が組み込まれています。それらの機種依存文字を利用した場合に文字化けが発生することもあります。
Mojibakeってなに?
文字化けの英単語を知っていますか?答えは上記の「Mojibake」です。そのまんまです。英語など各言語では、「文字化け」を「Mojibake」と日本語のローマ字表記で使用することが定着しているのです。なぜなら、米国のアルダスで日本語版などのソフトウェアの開発を行っていた久保芳之氏がページメーカーのソフトウェアを開発する過程で文字化けが発生することを説明するために「Mojibake」という言葉を使用していました。外国に該当する用語が存在しなかったのです。その後、関連業界で普及し、そのまま定着したことになりました。
以外なところの意外な形で日本語がそのまま世界に定着したのです。