筆者は家族が転勤になって稲沢市に住んでいたことがあります。
国府宮(尾張大国霊神社)という神社のすぐ近くのマンションに住んでいました。
国府宮のお宮の参道は散歩やジョギングのスポットとなっていて春の季節の参道には桜の樹木が並んでいるので美しい桜の花々を咲かせます。
住みはじめはスーパーやドラッグストアなど一般的な生活に欠かせないお店に通うだけの生活でした。
国府宮にも知り合いができてそれから同じ稲沢市の奥田というところに引越しました。
一軒家の賃貸物件です。稲沢は名古屋のベッドタウンとして栄えており賃貸マンション・アパートは多いですが賃貸の一軒家の物件はなかなかありませんでした。
稲沢の奥田に引っ越してから家族は庭の手入れや農業に親しむようになりました。
そして稲沢奥田を地元として住む人に植木・苗の名所「矢合観音」を教えてもらいました。
矢合観音はその名の通りお寺があってそれを囲むように植木の苗やさまざまな花・野菜などの苗を扱う専門のお店が揃っています。
国府宮では毎年植木祭りといってお宮の参道に植木屋さんが集まって揃って植木の苗木を展示して販売する市が開かれます。その植木祭りで家族で棗の木を買いました。
稲沢は豊田合成やソニーなど大きな会社の拠点ですが全国的な植木の名所でもあります。
矢合観音の植木屋さんたちは全国から良好な植木を選んで買い付けてきます。
それが矢合観音周辺のお店に商品として並ぶのです。
我が家では矢合観音周辺のお店で松・月桂樹・トウカエデ・モミジ・アジサイ・ギボウシ・コキアなどいろいろな苗を買い庭やプランターなどに植えて育てました。
プランターのサイズ変更・植え替えを経験したり庭の手入れ・農業体験などからは季節感や旬を学びました。
それから三河の地域に引っ越して暮らすこととなります。
三河に引っ越しても今の地元三河で畑や庭で植物を見てある程度植物の名前が自分の口から出ることにうれしさを感じたりもしています。
尾張地域・稲沢で学んだことも多くあったように感じます。
パナソニックやソニーなどの製造大手メーカーの企業は未来を見据えて介護・福祉のビジネスに参入しているそうです。
環境構築・設計・デザインにこうした稲沢、矢合観音周辺の植木や苗が活躍してほしいと筆者は考えます。
日本の伝統の植木や苗を介護・福祉のビジネスの中にも生かしてほしい・活用してほしいです。