ホンダターボエンジン復活

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ホンダは小型・中型車向け新型エンジンを開発したと発表しました。
今回開発したのは、排気量2000cc・1500cc・1000ccの直噴ガソリンターボエンジンです。

2000ccの4気筒直噴ターボエンジンは、280psの出力を実現しながらも、欧州の排出ガス規制「EURO(ユーロ)6」に適合しています。

まずは2010年8月末に生産を中止したスポーツカー「シビック・タイプR」を復活させるそうです。
ターボエンジン車は欧州などで普及しており、世界の生産台数は20年に12年比2倍に増える見通しです。

1500ccのガソリンエンジンにターボチャージャーを搭載する事で、2000ccのエンジン並みのパワーを発生させます。
しかも2000ccのガソリン車より燃費を5~10%改善できるそうです。

これはダウンサイジング(小型化)エンジンとも呼ばれ、ドイツの「フォルクスワーゲン」などが先行実用化しています。
日本ではスズキなど軽自動車各社が手掛けています。
ちなみにスズキは燃費35キロの「アルトエコ」ガソリン車では最高の燃費性能を叩き出しました。

トヨタのハイブリッド車「アクア」が、燃費35.4キロなのでこれとほぼ同じ燃費性能になります。
国内での燃費性能はホンダの「フィット・ハイブリッド」が36.4キロでトップです。

このニュースは「走行性能か?」「燃費か?」とお悩みの方には、「どっちも」という明るいニュースですね。