河川環境と海岸環境

筆者は環境の問題の解決が経済の問題のなかでだんだんテーマとして大きくなっていると感じています。
中でも地球温暖化・二酸化炭素排出の環境問題をクリアするためにどうすればよいか考える必要があると考えています。

国際環境計画「UNEP」
「国際連合環境計画UNEPは国際連合総会の補助機関です。
地球環境問題に取り組む機関として1972年」ストックホルムでの国際連合人間環境会議にて「人間環境宣言」、「環境国際行動計画」が採択されました。
この時、この採択結果を実施に移すための機関としてUNEPが設立されました。」
(「」、UNEP Wikipediaより引用)

このUNEPの日本語情報サイトではさまざまな地球環境問題に関する物事がとり上げられています。
筆者は「ブルーカーボン」という言葉とそれに関する新聞の記事を読むことがきっかけでこのUNEPの日本語情報サイトを知りました。
地球温暖化の環境問題に対する具体的な解決法の1案として「ブルーカーボン」の存在が注目されています。

「ブルーカーボン」とは海藻や藻場、植物プランクトン、マングローブ、海草のことです。
陸地の樹木や森林のことを「グリーンカーボン」と呼ばれていて、海で生きる生物によるCO2吸収をしてくれる存在のことを「ブルーカーボン」と呼ぶそうです。
このブルーカーボンがCO2を吸収してくれているとして研究者も注目し調査・研究しています。
海の生き物が吸収する二酸化炭素の量は未だに正確な値や量が算定できてはいません。

UNEPの日本語情報サイトには2016年4月28日にブルーカーボンに関する記事が掲載されています。
この記事を読んでいただければ詳しい理解が進むかと考えます。

近年、日本国内でも海辺の環境の再構築が試みられてきています。
例えば、藻場などの環境の再生に「鉄鋼スラグ」という製鋼会社が商品として生産している塊を海岸に投入してみたりしています。
実際に鉄鋼スラグによって鉄分などの沿岸の海水のミネラル成分を補って藻場が再生したりする好結果も出たりしています。

ミネラルや栄養土や栄養塩が必要な河口や沿岸の海の環境は今後、科学的に補う必要がありそうです。
河川や上下水道、用水などは水質の浄化も必要かと考えます。
そして浄化ができれば今度は適当にミナラルや栄養分も生態系には必要となってくると考えられます。
複雑ですが、環境は環境の浄化とともに生態系のための環境構築も必要になっていると察することができます。
河川環境と海岸環境はあらゆる科学的な配慮が必要になってくるでしょう。