ホウロウ鍋のおはなし

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みなさんホウロウ鍋(琺瑯なべ)をご存知ですよね、まぁ男性にはちょっと分かりづらいかもしれませんが。

以前テレビ番組でも取り上げられたこともある製品では、無加水調理ができるという事です。
材料に含まれる水分のみで調理ができるという事です。
なんと野菜に含まれる水分でちゃんとした(?)カレーを作ってました。
これには鍋本体とフタの間に隙間が無い事(密閉性)が必要になります。
この検査にはエアーを吹き込んで空気の漏れを調べていました。
修正には熟練工の方による金属の削り出しの技術力が活かされていました。

ホウロウ製品の構造ですが、鉄やアルミ・銅などの金属に特殊なガラスの釉薬を薄くコーティングして作られます。
金属に釉薬を吹き付けて乾燥させたのち、800~900度の温度で釉薬のガラス成分を溶かして焼きつけます。
この釉薬はシリカ(二酸化ケイ素)が主成分です、七宝焼もこの方法を活用したものです。

ホウロウの特長として、金属の強さとガラスの耐蝕性(サビない)や美しさがあります。
また酸と塩分にも強くて金属のみのものと違い金属臭も無く、料理の出来上がりも良いそうです。

ガラスの耐薬品性・耐蝕性と金属の強さを併せ持つ物になりますが、使用に際しては注意が必要になってきます。
空焚きは厳禁ですし、衝撃にも弱いので気をつけなければなりません。
これはガラスのコーティング部分のヒビ割れの原因になりますので気をつけたいものです。

会議にも使われるホワイトボードにも使用されています、サビなくて保温性もありますので浴漕にも使用されています。
ホウロウ=エナメルとも言います、これならもっと分かりやすいかもしれませんね。