日頃お世話になっているゴム製品ですが、種類でどういった用途があるのでしょうか?
工場やオフィス・家庭でも活躍しているゴム製品は特性を活かした使用がされています。
以下、ほんの一例です。
** 天然ゴム **
原料:天然のゴムの樹から採取されます
特性:性質の安定性に優れていて広く一般流通されています
生産量には偏りがあり、品質安定には加工が必要です
用途:タイヤ・ホース・輪ゴム・ベルトなど
** シリコンゴム **
原料:ケイ素などのシリコーンを主に使用されできたシリコーン樹脂をいいます
特性:耐熱性・耐寒性・電気的絶縁性などの耐久性や安定性に優れています
天然ゴムなどに比べると高価です
用途:医療器具関連や食品加工関連、機械類のチューブやパッキンなど
** ウレタンゴム **
原料:ポリエステルやポリエーテルとイソシアネートとの反応によりできるゴムです
特性:天然ゴムの約10倍もの耐摩耗性や、非常に高い耐荷重性・耐油性・耐寒性を持っ
ています
ただし耐水性・耐熱性には若干弱い点もあります
用途:振動吸収板、鉱物油を使用する機械などのパッキン・クッション材(床面保護など)
** ブタジエンゴム **
原料:スチレンとブタジエンとの共重合体[高分子=ポリマー]でできています(SBRともい われる)
モノマー同士の分子結合により構成される「合成ゴム」という種類になります
ブタジエンゴムは、合成ゴムとしてはもっとも多く生産されています
特性:耐熱性・耐摩耗性・耐老化性に優れています
用途:自動車のタイヤ、ゴルフボールのコア(ど真ん中)、靴底、工業用のホースなど
言われてみれば、「タイヤはゴム製品」「調理器具にもゴム製品」「事務用品」など…作る場面でも使う場面でもゴム製品は大活躍ですし、何より必要不可欠な素材(資材)になっていますよね。