ニッケルって何？と聞かれるとちょっと困ります。
しかしニッケルは光沢があり耐腐食性が高いためメッキ素材や主にステンレス鋼としても使用されています。
また鉄との合金は電機機器に、銅との合金は造船業にも用途があります。
単体での扱いが乏しく合金としての活用が多いようです、ニッケルを使用したものは他に何があるのでしょうか。
ドライブの磁気ヘッド部にもニッケル・クロム・モリブデンを使用した合金が使用されています。
さらにチタンとニッケルで形状記憶合金が作られています。
500円硬貨もニッケルを使用しています、世界でもニッケルは硬貨製造に使用されています。
なかでも一番ご存じなのは「○ネループ」などのニッケル・水素充電池(Ni-MH)でしょう。
充電することで繰り返し使用できるのはコスト面ではメリットは大きいですね。
さらに内部抵抗も既存の電池類に比べ少ないので、電池本来の性能を発揮しやすくなっています。
ニッケルは加工のしやすさ延性・展性に優れていて「メッキ」での使用時には様々な形状でも均一のメッキ加工ができます。
均一の加工ができるという事は平滑な表面を実現できるので、耐食性もさらに向上しキズも目立ちません。
ニッケルは表面に強い酸化膜を作り「錆」「薬品」からの影響を遮断します、このためメッキ加工に向いているのです。
ハイブリッドカーのバッテリーにも採用されていてコスト面・安全面でも一役買っているのでしょう。
ニッケルはレアメタルの一種なので「投資(非鉄金属)」の対象となっています、儲けている方もいらっしゃるんでしょうか？
