プラスチック製品のCAD化

プラスチック(樹脂成形)部品について

自動車のインスツルメントパネルやダッシュボードなどのプラスチック・樹脂部品は、金属には無い特徴や技術を生かした応用部品です。
電気自動車の普及により低燃費化が求められている今では、素材も金属からプラスチックへの移行が進んでいます。


プラスチック素材は、軽量なだけではなく、高い耐久性、耐熱性、さらに電気絶縁性など金属にはない特性も有しています。
運転席モジュールやフロントエンドモジュールやインパネル、キャリア、バンバーなどの主要製品もプラスチック射出部品でできています。

製品の例

  • フロントエンドモジュール
  • インパネル
  • 自動車部品
  • 接続端子
  • ファン
  • 電子機器
  • 日用品

プラスチック部品の現物形状からリバースモデル作成

  1. プラスチック部品の現物形状を3D計測します。
  2. 3D計測データからポイントデータの点群データを最小化して点群データの最適化をします。
  3. 複数の方向から3D計測した、点群データを独自のアルゴリズム(効率的手順)を利用し正確に位置合わせをします。
  4. ポイントデータの点群データを、三角ポリゴンメッシュに再構成し、個別のポリゴンデータを合成して最適な3Dデータにします。
  5. ポリゴンデータの断面を円弧や直線などの幾何線に置換えし、抽出した断面ラインを利用してCADモデリングします。

リバースモデルの面について

コンピュータで計算しての自動面は、形状そのままが再現できるため製品の形状評価に適していますが後工程での面修正はできません。
CADモデリング方式のリバースモデル面は、履歴管理のCADモデリングのため、フィレットなどの、数値変更ができます。

プラスチック部品⇒非接触3D計測・接触式3D計測⇒点群⇒ポリゴンデータ ⇒3D合成⇒プラスチック部品のリバースモデル